「ノーコードでできないこと」って何?限界から3つの対策まで徹底解説

こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersです。

ノーコードでできないことって何?

このような疑問を持ったことはないでしょうか?

ノーコードって「安い」「早い」などが強調されすぎて、あまり「できないこと」については言及されていないんですよね。。。

そこで今回は、ノーコードでできないことについて以下の内容を解説していきます。

この記事の内容
  • ノーコードでできないこと4選
  • ノーコードのデメリットへの3つの対策

この記事を読むだけで「ノーコードの限界」について知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。

Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くノーコード開発支援を行っています。⇒ノーコード開発支援サービスの概要はこちら


本記事の内容は下記のYouTube動画でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。


執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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ノーコードでできないこと(限界)4選

ノーコードでできないことは以下の4つになります。

  1. 非常に複雑なアプリの開発
  2. 表示速度が高速なアプリの開発
  3. 独自システムの開発
  4. 特化していない領域の開発

それぞれ順番に解説していきます。

【できないこと①】非常に複雑なアプリの構築

ノーコード開発では、用意されているパーツを組み合わせることによって開発を行うため、従来の開発に比べて複雑なアプリを開発できません。

ノーコード開発と従来のコーディング開発を図に表すと以下のようになります。

ノーコード開発とコーディング開発の費用を比較したグラフ
参考:BRYTER

ノーコード開発は、開発するアプリが複雑になればなるほど指数関数的に開発コストが高くなっていきます。

そして、一定のラインを超えるとノーコードで開発することは難しくなるという感じです。

一方、コーディング開発ではどれだけ複雑なアプリでもコストさえかければ、たいてい実現できます。

【補足】ただし、8割のケースではノーコード開発が最適

ノーコードでも十分に複雑なアプリは開発可能です。あくまで“非常に”複雑なアプリの開発が難しいというイメージです。

そのため肌感ではありますが、8割のケースではノーコード開発が最適解となるでしょう。

【できないこと②】表示速度が高速なアプリの開発

ノーコードでアプリを開発する場合、少しページの読み込み速度が遅くなってしまう傾向があります。

あくまで少し遅くなるだけであって、致命的に遅くなるというわけではありません。

そのため「表示速度が高速なアプリは開発できない」くらいの認識で大丈夫です。

ただし、無料のおすすめノーコード開発ツール12選で紹介している、アプリ開発系ノーコードツール以外に関しては表示速度が遅いということはありません。

あくまで、ノーコードでアプリを開発した場合に表示速度が遅い傾向がある、ということです。

【できないこと③】独自システムの開発

先ほども記述したように、

ノーコード開発では、用意されているパーツを組みあわせることによって開発を行うため、独自システムの開発は現実的ではありません。

独自システムの例としては、以下のようなものが挙げられます。

  • TikTokのレコメンド機能
  • Instagramのストーリー機能
  • Googleの検索アルゴリズム

上記の例のように、唯一無二のシステムによって他社と差別化を行いたいという場合はノーコード開発は向いていないと言えるでしょう。

しかし、独自システムの開発を行う場合はフルスクラッチ開発(0からコードで開発する方法)が必要になるため、膨大なコストが発生してしまいます。

【できないこと④】特化していない領域の開発

プログラミング言語においてもC言語やPython、Flutterなど様々な種類があるように、ノーコードにもたくさんの種類のツールが存在しています。

そしてノーコードツールによって得意不得意が大きく分かれています。

例えばAdaloというツールは、高度なモバイルアプリを作成できますが、以下の画像のようにPC画面に対応することができません。

Adaloで作成したアプリのPCの画面の画像
アプリをPCで開いた場合の画面。実際のアプリはこちら

このように、特化していない領域には対応できないため、目的に沿って利用することが重要になります。


ノーコードツールの種類については以下の記事で詳しく解説しています。
300種類以上あるツールの中から、本当に使える13ツールのみに厳選しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ノーコードでできないこと(デメリット)への3つの対策

以下の3つの対策を講じることで、デメリットを受けずにノーコード開発を有効活用できます。

  1. プロトタイプ・MVP開発でノーコード開発を利用する
  2. アイデアとマーケティングで差別化する
  3. 専門家に相談する

それぞれ順番に解説していきます。

【対策①】プロトタイプ・MVP開発でノーコードを利用する

ノーコード開発では一定のラインを超えた、複雑なアプリを開発することは現実的ではありません。

そのため、ノーコード開発を利用する際はプロトタイプ・MVP開発に利用することがおすすめです。

以下の図のように、プロトタイプ・MVP開発では複雑な機能を搭載する必要がないため、大きくコストを削減して開発することができます

プロトタイプ・MVP開発にノーコード開発を利用する場合の目安のグラフ

【対策②】独自のアイデアとマーケティングで差別化する

「ノーコードでは独自システムの開発が難しい」からと言って、アプリが上手くいかないわけではありません。

基本的にアプリ開発が失敗に終わるケースは主に以下の3パターンです。

  • そもそも開発したアプリに需要がなかった
  • マーケティングを上手くできず集客できなかった
  • 競合アプリに勝てなかった

そのため、アプリ開発では「独自のアイデアとマーケティングで差別化すること」が非常に重要になってきます。

またノーコード開発では安く短期間でアプリを開発できるため、その分「アイデアを磨くこと」や「マーケティング」にコストを割くことが可能です。

その結果、むしろノーコード開発を利用した方が失敗する可能性を抑えることができます

【対策③】専門家に相談する

これは1番おすすめの方法なのですが、やはりノーコード開発の専門家に聞くのが一番手っ取り早いです。

実際にノーコード開発を外注しようとしている方は以下のことを疑問に思うでしょう。

  • 自分が開発したいアプリはノーコードで開発できるのか?
  • 具体的にどれほどの開発費用がかかるのか?
  • 具体的にどのくらいの期間で開発できるのか?

しかし、そのような悩みも専門家に相談することによって解決できます。

最近ではノーコード専門のアプリ開発会社も増えてきているので、GoogleやTwitterにて調べた上で、

  • 資料請求をしてみる
  • 実際に問い合わせてみる

などのアクションを起こしてみることがおすすめです。

私たちのほうでも、ノーコード開発の無料相談を行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

【補足】ノーコードでできることって何?

「ノーコードでできないこと」についてまとめてきましたが、逆に「ノーコードでできること」については以下の通りとなります。

  1. 高度な機能を持ったアプリの開発
  2. デザイン性が高いWebサイトの制作
  3. 業務効率化
  4. 外部サービスとの連携
  5. 50%以上の開発費用の節約

詳しくは、「ノーコードでできること」って何?5つの観点から徹底解説!にまとめていますので、ぜひそちらもご覧ください。

ノーコードのメリットを活かせば、大幅にコストを削減できる

ノーコード開発にはメリットだけでなくデメリットもありますが、使い方によっては大幅にコストを削減できます。

  • 安く短期間でサービスをリリースしたい人
  • 新たなシステムを安く構築したい人
  • 事業を起こそうとしている人

このような方々には、ノーコード開発は強い味方となってくれるので、ぜひノーコードについて深く調べてみていただけると幸いです。

Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのノーコード開発支援を行っています。新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。。

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