こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersです。
Bubbleってネイティブアプリは開発できるの?
と疑問に思ったことはないでしょうか?
BubbleはWebアプリ開発を専門としていますが、実はネイティブアプリも開発可能です。
そこで今回は、Bubbleによるネイティブアプリ開発について以下の内容を紹介していきます。
- Bubbleでネイティブアプリを開発する3つの方法
- ネイティブアプリ開発事例2選
- Bubbleで開発する上での注意点
この記事を読むことで、ネイティブアプリ開発にかかる費用や実装機能まで理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。
Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くBubble開発支援を行っています。⇒Bubble開発支援サービスの概要はこちら
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
【2024年6月15日追記】2024年10月〜12月にネイティブアプリ開発機能の公開を発表
これまでは外部サービスと連携することによってネイティブアプリを開発していましたが、今年中にBubble単体で開発可能になりそうです。
この最新情報については、Bubbleのネイティブアプリ開発機能の最新情報まとめで詳しく解説しております。
Bubbleでネイティブアプリを開発する3つの方法
Bubbleでは、以下3つの外部サービスと連携することによってネイティブアプリを開発できます。
- BDK Native
- Codeless Academy
- Air Native(Zeroqode)
それぞれ順番に解説していきます。
①BDK Native
特徴
BDK Nativeは、古くからあるBubbleの専用のネイティブアプリ開発サービスです。BubbleユーザーはBDKが提供しているプラグインを通じて、ネイティブ機能を追加できます。
BDK Nativeは提供している機能が非常に豊富です。
例えば、以下のような機能も実装できます。
- プッシュ通知
- Touch ID/Face ID
- QRやバーコードのスキャン
- デバイス振動
- デバイスGPSへのアクセス
- ネイティブバナー
- アプリ内課金
他にも、以下の画像に写っている機能はすべて実装可能です。
料金プラン
- iOSアプリのみの場合:$199
- Androidアプリのみの場合:$199
- iOS+Androidアプリ両方の場合:$349
- 一度作ったアプリを再構築する場合:$39
- ネイティブ用プラグインの買い切り:$16
- ネイティブ用プラグインのサブスク:月額$4
信頼性
BDKでは以下の実績があります。
- 20個のBubble専門プラグインを提供
- 1000回以上クライアントが利用
- BDKで開発されたアプリを閲覧可能
そのため、信頼性は非常に高いと言っても大丈夫でしょう。
ただしその分、次に紹介するCodeless Academyよりも値段が高くなっています。
②Codeless Academy
特徴
Codeless Academyも、Bubbleを専門としたネイティブアプリ開発サービスで、比較的最近にリリースされました。
また、こちらもBDK Nativeと同様に豊富なネイティブ機能を実装できます。
BDK Nativeよりも実装できる機能はわずかに少ないですが、Codeless Academyでしか実装できない機能もあるので、アプリによって使い分けることが必要です。
料金プラン
- iOSアプリのみの場合:$175
- Androidアプリのみの場合:$175
- iOS+Androidアプリ両方の場合:$299
- 一度作ったアプリを再構築する場合:$25
- ネイティブ用プラグインの買い切り:$15
信頼性
Codeless Academyの開発者は、このプラグインを利用してQoins(後ほど事例として紹介)というサービスを運営しているため、信頼性はかなり高いという印象です。
ただし、BDK nativeと次に紹介するAir nativeの方が規模が大きいため、どちらかと言えば他の2つの方が安心して利用できるでしょう。
③Air Native(Zeroqode)
特徴
Air Nativeは、Zerocodeという世界最大規模のノーコード開発チームが運営している、ネイティブアプリ開発サービスです。
提供されている機能は以下の通りで、コアなネイティブ機能のみ実装できるようになっています。
- プッシュ通知
- 写真を撮る
- 写真の選択
- ネイティブヘッダーボタン
- メディアの共有
- ネイティブアラート
- バイブレーション
- GPS追跡
- アプリ内購入(iOS)
- アプリ内課金(Android)
- TouchID/FaceID
- オフラインストレージ
料金プラン
- iOS+Androidアプリ両方の場合:$299
- ストアへの公開をZeroqodeに依頼する場合:$798
- ネイティブアプリ用プラグインの買い切り:$29
- ネイティブアプリ用プラグインの月サブスク:$10
信頼性
Zeroqodeでは、以下の実績があります。
- 300個以上のBubble専門プラグインを提供
- 130個以上のテンプレートを提供
- Air Nativeで開発されたアプリを閲覧可能
そのため、最も信頼性が高いと言っても過言ではないでしょう。
Bubble業界では非常に有名な会社であるため、Zerocodeが提供しているものであれば基本的には安心です。
Bubbleのネイティブアプリ開発事例2選
ここでは、Bubbleで開発されたネイティブ事例を2つ紹介していきます。
ネイティブアプリに限らずBubbleの開発事例を知りたいという方は、Bubble(ノーコード)で作られたアプリまとめをご覧ください。
①Qoins(借金返済の管理スマホアプリ)
Qoinsは、借金返済の管理をして無駄な出費を自動で減らしてくれるスマホアプリです。Codeless Academyの創業者であるNate さんによって開発されました。
このアプリは、2018年に75万ドル(当時の日本円で約8000万円)の資金調達を行っており、同年には全米で最大規模の金融テクノロジー賞を受賞しています。
Bubbleによるネイティブアプリ開発が通用するということがわかる、非常に良い事例です。
②nPitch(ピッチャー専用のSNSアプリ)
nPitchは、野球のピッチャーの成長に必要な機能が詰まったSNSアプリです。
国内でBubbleによってネイティブアプリ開発されている、非常に珍しい事例となっています。
【注意】あくまでBubbleはWebアプリに特化したノーコードツール
ここまででBubbleでもネイティブアプリを開発できることが分かっていただけたと思います。
しかし、ここで注意してほしいのが「あくまでBubbleはWebアプリに特化したノーコードツールである」ということです。
ネイティブアプリ開発だけを目的とする場合はAdalo(モバイルアプリに特化したノーコードツール)を使った方が良い場合もあります。
そのため、
- Bubbleで作ったWebサービスをさらに拡大したい
- PCアプリ、モバイルアプリの両方をリリースしたい
- プロトタイプとして仮説検証を行いたい
といった場合にBubbleでネイティブアプリ開発を検討するのがよいでしょう。
» 参考記事:【Bubble公式】How to Adapt Your Bubble App to Mobile
Bubbleでネイティブアプリを開発する方法は以上になります。ぜひこの記事を参考に、Bubbleを有効活用していただけると幸いです。
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのBubble開発支援を行っています。新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。