アプリ開発で起業する2つの手法と失敗を防ぐポイント7つを完全解説

本記事では、アプリ開発で起業する2つの手法と、失敗を防ぐための具体的なポイント7つを詳しく解説します。これからアプリ開発で起業を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導く補助金×アプリ開発支援を行っています。⇒補助金×アプリ開発支援サービスの概要はこちら


執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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アプリ開発で起業する2つの手法

アプリ開発で起業する2つの手法

【手法①】プロダクトアウト(非推奨)

プロダクトアウト(非推奨)
引用:集客DX相談室

プロダクトアウトとは「まず自社が作りたい製品やサービスを開発しそれを市場に投入する手法」です。つまり、市場のニーズを比較的考慮せず、開発者のアイデアや技術力を重視した手法となっています。

この手法は、自社の技術力を活かした斬新なアプリを作りたいときには有効ですが、デメリットとしてリスクが高いことが挙げられます

理由としては、市場に受け入れられなければそのアプリは売れず、開発にかけたコストが無駄になってしまう可能性が高いからです。特にスタートアップや個人での起業の場合、限られた資金やリソースを効率よく使う必要があるため、プロダクトアウトの方法は非推奨です。

【手法②】マーケットイン(推奨)

マーケットイン(推奨)
引用:集客DX相談室

マーケットインとは「市場のニーズや消費者の要求を基にして商品やサービスを開発する手法」です。市場が何を求めているのかを徹底的にリサーチし、その結果をもとにアプリのコンセプトや機能を設計するため、成功の可能性が高まります

マーケットインを採用することで、無駄なコストやリソースを削減し市場に確実に受け入れられるアプリを開発できます。また、ユーザーの声を反映したアップデートや改良がしやすくなり、長期的なビジネス成長に繋がるなどのメリットもあります。

【重要】MVP開発によってニーズを確認し、“絶対に売れる”と確信してから本開発を行うべし

MVP開発とは「最小限の機能の製品(Minimum Viable Product)を作り市場に投入してユーザーからのフィードバックを得ることで、ニーズに合わせて改善を行う開発手法」です。

マーケットインを取り入れる際には、まずはMVP開発によってニーズを確認し、“絶対に売れる”と確信してからアプリの本開発に取り掛かるのが非常におすすめとなっています。

失敗する確率を最小限に止めたいという方は、必ずMVP開発を徹底してください。

»関連記事:MVP開発とは?アジャイル開発との違いからメリット、手順まで完全解説!

アプリ開発による起業の失敗を防ぐ7つのポイント

アプリ開発による起業の失敗を防ぐ7つのポイント

【ポイント①】最小限のコストで開発を行う

起業は資金が尽きたら終わりなため、最小限のコストで開発を行うことは非常に重要です。資金の無駄遣いはしないように徹底しましょう。

リスクを取らずに最小限のコストで開発する方法として、以下の4つが挙げられます。

  1. ノーコード開発を利用する
  2. 補助金を利用する
  3. Webアプリとして開発する
  4. 開発する機能を限定する

詳しくは本記事のアプリ開発コストを最小限に抑える4つの方法で解説しておりますので、そちらをご覧ください。
※クリックでその章に移動します

【ポイント②】MVP開発を徹底する

大事なので何度でも言いますが、必ずMVP開発によってニーズを確認し、“絶対に売れる”と確信してから本開発を行ってください。

MVP開発の詳しい方法についてはMVP開発とは?アジャイル開発との違いからメリット、手順まで完全解説!にまとめておりますので、そちらをご覧ください。

【ポイント③】収益化戦略を定める

アプリ開発において、収益化の戦略を事前に明確にしておくことが成功の鍵です。多くのアプリ開発者は、ダウンロード数やPV数を増やすことに集中しがちですが、それだけでは十分な利益を上げられません。

アプリ内課金や広告モデル、サブスクリプションサービスなど、どの方法で収益を上げるかをあらかじめ決めておく必要があります。

»関連記事:【実証済み】アプリを収益化する方法11選|事例付きで完全解説!

【ポイント④】資金調達を行いキャッシュフローに余裕を持たせる

アプリ開発には多くの資金が必要であるため、自己資金だけで進めると途中でプロジェクトが頓挫するリスクがあります。

そのため、外部からの資金調達を行い、キャッシュフローに余裕を持たせることが重要です。クラウドファンディングやエンジェル投資家からの投資、ベンチャーキャピタルからの資金調達など、さまざまな方法を検討しましょう。

資金調達を行うことで、開発資金だけでなくマーケティングや人材確保など、必要な部分に十分な投資を行えるようになります。また、投資家からのサポートやアドバイスも得られるため、ビジネスの成長を加速させることが可能です。

»関連記事:アプリ開発で資金調達を行う方法4選|注意点まで完全解説

【ポイント⑤】UI/UXデザイン(操作性)を重視して開発を進める

アプリの成功には、ユーザーが直感的に操作でき、使いやすいデザインが欠かせません。UI(ユーザーインターフェース)とUX(ユーザーエクスペリエンス)を重視したデザインを取り入れることで、ユーザーがアプリを使いやすくなり、リピーターを増やすことができます。

デザインに時間とコストをかけることは重要ですが、開発初期段階からフィードバックを取り入れて改善を重ねることが肝心です。アプリの見た目や操作性が洗練されていると、ユーザーの満足度が向上し、口コミや評価にも良い影響を与えます。

【ポイント⑥】マーケティング戦略まで考えておく

アプリが完成しても、マーケティング戦略がなければ多くのユーザーに届きません。アプリをリリースする前からマーケティング戦略を計画し、リリース後すぐにユーザーを集められる体制を整えておくことが重要です。

【ポイント⑦】専門の開発会社に依頼する

起業してアプリを開発する際、全てを自分で行おうとすると多くのリソースと時間が必要です。専門的な技術や経験が不足している場合、思った通りのアプリが作れないリスクもあります。そこで、専門の開発会社に依頼することで、高品質なアプリを効率的に開発することが可能になります。

開発会社を選ぶ際は、以下の基準をもとに選定してみてください。

  1. 過去の実績が信頼できるか
  2. ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
  3. 問い合わせ時の対応が丁寧か
  4. サポート体制が充実しているか
  5. 自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

アプリ開発コストを最小限に抑える4つの方法

アプリ開発コストを最小限に抑える4つの方法

①ノーコード開発を利用する

従来の開発とノーコード開発の費用の比較
従来の開発とノーコード開発の費用の比較と内訳

ノーコード開発を導入することで、開発費用と期間を50%以上削減できます。このようなコストと時間の大幅な削減により、予算超過やスケジュール遅延といったリスクを回避することが可能です。

さらに、ノーコード開発はプロトタイプの迅速な作成や柔軟な対応を可能にし、こうした点でもプロジェクトの失敗リスクを低減します。

これらの理由から、ノーコード開発は非常に有効な手法であると言えます。

»関連記事:ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!【プロが解説】

②補助金を利用する

従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較
従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較

補助金制度を利用することで、開発費用を平均して約2/3削減することが可能です。さらに、この補助金とノーコード開発を組み合わせれば、費用を約80%削減できると期待されます。

弊社の経験から、失敗リスクを最小限に抑えるためには「補助金×ノーコード開発」を活用する方法が最も効果的であると考えています。

また、弊社のシミュレーターを使用することで、「補助金×ノーコード開発」適用後の概算費用をわずか1分で算出することができますので、ぜひお試しください。

※個人情報の入力なし

③Webアプリとして開発する

iOS/Androidに対応する場合とWebアプリとして運用する場合の費用比較
Webアプリにするだけで大幅に費用削減

一般的に、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザ上で利用するものを「Webアプリ」、スマートフォンにインストールして使用するものを「ネイティブアプリ」と呼びます。

Webアプリとして開発することで、コストを1/2に削減できるケースがあります。

多くの企業様はネイティブアプリを希望されますが、その80%以上は「Webアプリでも十分」と感じています。ですので、ぜひWebアプリでの運用も選択肢に入れてみてください。

④開発する機能を限定する

適切に機能を絞り込むことでアプリの価値を下げずに開発コスト削減が可能
適切に機能を絞り込むことで価値を下げずにコスト削減可能

1つの機能を実装する際、ノーコード開発では10万円以上、フルスクラッチ開発では20万円以上の費用がかかります。

したがって、コストを大幅に削減しながら提供する価値を維持するためには、必要な機能を事前に慎重に選定することが重要です。

以下の基準を参考に、必要な機能を絞り込むことをおすすめします。

  • 必須の機能
  • あると便利な機能
  • 将来的に追加したい機能
  • 不要な機能

※個人情報の入力なし


Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くための補助金×ノーコード開発支援を行っています。新規事業・アプリ開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。

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