【シミュレーション付き】SFA(営業支援システム)の開発費用の相場まとめ【2024年最新版】

2024年12月18日

この記事のまとめ

営業支援システム（SFA）の開発費用の相場は、最低限の機能のみ実装する場合は「50〜150万円」、基本的な機能のみ実装する場合は「150〜350万円」、複雑・細かな機能も実装する場合は「350〜700万円」、非常に複雑な機能も実装する場合は「数千万円」となっています。

しかし、「ノーコード開発×補助金利用」で約80%の費用削減が可能です。

本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、営業支援システム（SFA）の開発費用から会社の選び方まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

いますぐ費用を知りたい方は、シミュレーターにて1分でお見積りすることも可能です。⇒開発費用を見積もる(無料)

執筆者：山口鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者：山口鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

クリックできる目次

【すぐに見積もりたい方向け】1分で営業支援システム（SFA）の開発費用を見積もりできるシミュレーターを開発しました！

以下シミュレーターにて1分で概算費用を見積もりできるので、ぜひご利用ください。

システム開発費用シミュレーター

※個人情報の入力なし

【重要】8割のケースで「ノーコード開発」の利用を推奨

ノーコード開発を利用した場合の営業支援システム（SFA）の開発費用シミュレーション — ノーコード開発を利用した場合のコストシミュレーション

ノーコードとは、「プログラミング言語を用いることなく、ホームページやアプリケーションを開発できる革新的なサービス」を指します。

ノーコードを活用して営業支援システム（SFA）を構築する場合、以下の3つの大きなメリットが得られます。

開発コストを50%以上削減
開発期間を50%以上短縮
高度な機能を持つシステムの構築が可能

実際、80%以上の営業支援システム（SFA）はノーコードで十分実装可能です。そのため、まずはノーコード開発を検討することで、コスト削減や開発スピードの向上を実現することをおすすめします。

【早見表つき】営業支援システム（SFA）の開発費用の相場を一覧！

ノーコード開発の場合

全体平均の費用相場

費用の種類	相場
初期費用	250〜600万円
運用費用	1〜5万円/月

システムの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的	初期費用の相場	開発期間
最低限の機能のみ	50〜150万円	1〜2ヶ月
基本的な機能のみ	150〜350万円	2〜3ヶ月
複雑・細かな機能まで	350〜700万円	3〜6ヶ月
非常に複雑な機能も実装	※非推奨	※非推奨

※1 「非推奨」ではフルスクラッチでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

ノーコード開発は「非常に複雑な機能」の実装が難しく、状況によっては最適解とならないケースもあります。一方で、実際にはそれほど複雑ではなく、意外なほど簡単に実現できる機能も多く存在します。

こうした判断を的確に行うには、まずノーコード開発に精通した専門家に相談し、目標とする機能が実装可能かどうかを確認することをおすすめします。

開発費用を1分で見積もる(無料)

※個人情報の入力なし

フルスクラッチ開発(コードによる開発)の場合

全体平均の費用相場

費用の種類	相場
初期費用	650〜1,400万円
運用費用	4〜20万円/月

システムの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的	初期費用の相場	開発期間
最低限の機能のみ	300〜500万円 ※非推奨	2〜4ヶ月 ※非推奨
基本的な機能のみ	500〜1,150万円 ※非推奨	4〜7ヶ月 ※非推奨
複雑な機能まで	1,150〜2,300万円	7〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装	2,300万円〜	10ヶ月以上

※1 「非推奨」ではノーコードでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

フルスクラッチでは、「最低限の機能のみ」や「基本的な機能のみ」しか実装しない場面では、コストパフォーマンスが見合わないことがあります。

一方、複雑な機能の実装においては、ノーコードが有効な場合もあれば、フルスクラッチがより適しているケースも存在します。そのため、最適な開発手法を選択するには、ノーコードとフルスクラッチの両方に精通した専門家に相談することをおすすめします。

開発費用を1分で見積もる(無料)

※個人情報の入力なし

営業支援システム（SFA）の開発費以外にかかる4つの費用

【費用①】運用・保守

営業支援システム（SFA）は導入後も継続的な運用が求められます。日々の利用を円滑に進めるためには、以下のようなコストが発生します。

定期メンテナンス：サーバーやシステム環境の安定稼働を維持するためのメンテナンス費用。
サポート契約費：障害対応、問い合わせサポート、セキュリティ対策強化など、日々の運用を支えるサポート体制の維持費。
アップデート対応費用：業務フローの変更や法改正に伴う機能改善、最新OS・ブラウザへの対応など、システムの持続的な最適化に必要な投資。

これらは初期導入時には見えにくいコストですが、長期的には大きな割合を占めることもあります。

【費用②】バグ修正・機能の追加

営業支援システム（SFA）運用を継続する中で、想定外の不具合（バグ）が見つかったり、新たな営業手法や市場変化に対応するための機能追加が必要になったりします。この際には以下のような追加費用が発生します。

バグ修正費用：システム不具合の改修、テスト、再リリースに伴う人件費や外部委託費用。
新機能開発費：業務改善や顧客ニーズ変化に応じた追加機能の設計・開発・検証にかかる費用。

これらを抑えるためには、要件定義の段階で将来を見据えた柔軟な設計を行ったり、定期的なレビューや小規模アップデートを実施する運用体制を整えたりすることが有効です。

【費用③】研修・トレーニング

システム導入後、実際のユーザーである営業担当者や管理者が営業支援システム（SFA）を使いこなせないと、システム投資の価値は十分に発揮されません。そのため、次のような教育・トレーニング関連費用が必要となります。

研修費用：社内トレーニング、外部講師を招いての教育、オンライン学習プログラムなど。
マニュアル整備費用：操作ガイド、FAQ、動画チュートリアルの作成・更新コスト。
フォローアップ支援：新入社員への継続的な教育、機能追加時の再トレーニングなど、定期的な教育投資。

これらのコストを適切に投資することで、ユーザーが営業支援システム（SFA）の機能を最大限活用し、効率的な営業活動を実現することが可能になります。

【費用④】データ移行

既存顧客情報や商談履歴、取引先リストなどのデータは、営業支援システム（SFA）導入時に新システムへ移行する必要があります。この際には以下のようなコストがかかります。

データクリーニング費用：重複データの削除、誤記入や不整合なデータの修正作業。
データ整形・変換費用：新システムに合わせてデータ形式を変更するためのコンバート作業。
テスト・検証：移行後のデータ整合性テストやシステム動作確認。

データ移行は想像以上に時間と労力を要する工程になることが多いので、専門家やコンサルタントの力を借りることも視野に入れると良いでしょう。

営業支援システム（SFA）の開発費用を安く抑える3つの方法

【方法①】ノーコード開発をする活用する

何度もお伝えしていますが、最も効果的な方法はノーコード開発の活用です。
※ノーコードとは、「プログラミング言語を用いることなく、ホームページやアプリケーションを開発できる革新的なサービス」を指します。

ノーコードを活用して営業支援システム（SFA）を構築する場合、以下の3つの大きなメリットが得られます。

開発コストを50%以上削減
開発期間を50%以上短縮
高度な機能を持つシステムの構築が可能

【方法②】補助金を活用する

補助金制度をご活用いただくことで、一般的な開発コストを約3分の2まで抑えることが可能です。
さらに、ノーコード開発を組み合わせれば、そのコスト削減率は約80％にまで高まり、より効果的な手段となります。

また、当社のシミュレーターを利用すれば、補助金適用後の概算コストをわずか1分ほどで簡単に算出できます。ぜひ一度お試しください。

システム開発費用シミュレーター

※個人情報の入力なし

【方法③】開発する機能を絞り込む

適切に機能を絞り込むことでアプリの価値を下げずに開発コスト削減が可能 — 適切に機能を絞り込むことで価値を下げずにコスト削減可能

事前に導入する機能を厳選することで、顧客価値を維持しつつ大幅なコスト削減が見込めます。

以下の基準を参考に、導入すべき機能を慎重に取捨選択することをおすすめします。

必要不可欠な機能
あると便利な機能
サービス拡大時に追加予定の機能
不要な機能

開発費用を1分で見積もる(無料)

※個人情報の入力なし

営業支援システム（SFA）開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント

【ポイント①】豊富な実績・経験

開発会社を選定する際は、まずその企業が過去に手がけたプロジェクトや実績を詳細に確認することが肝要です。公式サイトやポートフォリオ、事例紹介ページなどを参照し、関与した業界・業務領域、類似プロジェクトでの成果、そこで発揮された対応力をしっかりと見極めましょう。

経験豊富で多彩な実績を持つ企業は、複雑な要件にも柔軟に対応でき、想定外のトラブルに直面した際も迅速かつ的確な対処が期待できます。過去の成功事例から、その企業が備える「確かな技術力」をより鮮明に把握することが可能です。

【ポイント②】定期的な情報発信

次に着目すべき点は、開発会社が最新技術やノウハウを定期的に発信しているかどうかです。ブログ、動画、SNSなどを通じて、専門知識を分かりやすい形で継続的に共有している企業は、技術トレンドへの深い理解と機敏な対応力を持っている可能性が高まります。

情報発信が活発であるほど、市場の変化を常に意識し、吸収している証といえます。一方で、長期間にわたり更新が途絶えている場合は、最新技術や市場動向に追随できていないリスクを示唆するため、注意が必要です。

【ポイント③】問い合わせ対応の丁寧さ

開発会社の選定においては、問い合わせ対応の丁寧さも見過ごせません。メールや電話で質問した際、どれほど迅速かつ明快な回答が得られるかは、実際にプロジェクトが始まった後の円滑なやり取りを見極めるうえで重要な指標となります。

丁寧な対応を重視する企業は、顧客を大切なパートナーと捉え、長期的な関係性を重んじる傾向が強いといえます。単に返信が早いだけでなく、質問の意図を的確にくみ取り、専門用語や技術的背景をわかりやすく説明してくれる姿勢は、プロジェクト進行中も心強い支えとなるでしょう。

【ポイント④】充実したサポート体制

システム開発では、計画時には想定していなかった問題が発生することが珍しくありません。こうした予期せぬ事態において、いかに素早く柔軟に対処できるかが、開発会社の実力を測る重要な指標となります。

そのためにも、サポート体制の充実度を事前に確認しておくことが大切です。専用の窓口が整備されているか、緊急時の連絡体制は明確か、トラブルシューティングや追加対応を行える体制は整っているかなど、サポート面を入念にチェックしましょう。手厚いサポートが用意された企業であれば、予期せぬ困難に直面した場合でも、スムーズに問題解決へ導き、プロジェクトを円滑に進めることができます。