【シミュレーション付き】SaaS開発費用の相場まとめ【2024年最新版】

この記事のまとめ
  • SaaSの開発費用の相場は、最低限の機能のみ実装する場合は 「50〜150万円
  • 基本的な機能のみ実装する場合は「150〜350万円
  • 複雑・細かな機能も実装する場合は「350〜650万円
  • 非常に複雑な機能も実装する場合は「数千万円」の費用がかかる
  • 「ノーコード開発×補助金利用」で約80%の費用削減が可能

本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、SaaSの開発費用から会社の選び方まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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【重要】8割のケースで「ノーコード開発」の利用を推奨

ノーコード開発を利用した場合のSNSコストシミュレーション
ノーコード開発を利用した場合のコストシミュレーション

ノーコード開発とは「プログラミング不要でホームページやアプリを作成できる革新的なサービス」を意味します。

ノーコードを利用してSaaSを開発することには、次の3つの利点があります。

  1. 開発コストを5割以上削減できる
  2. 開発時間を5割以上短縮できる
  3. 高度な機能を持つアプリを作成できる

SaaSの8割はノーコードで十分に作成可能です。そのため、初めはコスト削減のためにノーコードでの開発を検討することをおすすめします。

»関連記事:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!

【早見表つき】SaaSの開発費用の相場を一覧!

ノーコード開発の場合

全体平均の費用相場

費用の種類相場
初期費用250〜600万円
運用費用1〜5万円/月

アプリの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的初期費用の相場開発期間
最低限の機能のみ50〜150万円1〜2ヶ月
基本的な機能のみ150〜350万円2〜3ヶ月
複雑・細かな機能まで350〜650万円3〜7ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨※非推奨
※1 「非推奨」ではフルスクラッチでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

ノーコード開発では「非常に複雑な機能の実装」が難しいことがあり、場合によっては不適切な場合もあります。

しかし、見た目ほど複雑でない機能もあり、簡単に実装できることもあります。したがって、ノーコードの専門家に相談して実装が可能かどうかを確認することをおすすめします。

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フルスクラッチ開発(コードによる開発)の場合

全体平均の費用相場

費用の種類相場
初期費用700〜1,500万円
運用費用4〜20万円/月

アプリの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的初期費用の相場開発期間
最低限の機能のみ300〜500万円
※非推奨
2〜5ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ500〜1,400万円
※非推奨
5〜8ヶ月
※非推奨
複雑な機能まで1,400〜2,800万円8〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装2,800万円〜10ヶ月以上
※1 「非推奨」ではノーコードでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

フルスクラッチ開発には注意が必要で、基本的な機能や最低限の機能のみを実装する場合にはコスト効率が悪く、適していません。

また、複雑な機能の実装に関しては、ノーコードが適している場合もあれば、フルスクラッチが適している場合もあります。そのため、どちらが最適かを判断するために、両方の専門家に相談することをおすすめします。

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SaaSの開発費以外にかかる4つの費用一覧!

SaaSでは開発以外に、以下4つの費用がかかります。

  1. 運営・管理
  2. 修正・追加機能開発
  3. ユーザー集客
  4. アプリのリリース(iOS/Android対応時)

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 運営・管理の費用

ユーザー規模フルスクラッチ開発ノーコード開発
リリース初期2〜5万円/月1〜2万円/月
1〜10万人10万円〜/月4万円〜/月
10万人以上30万円〜/月10万円〜/月
※アプリ内容やユーザー利用状況にもよるため、あくまで目安になります。

SaaSでは、開発費用に加えてサーバーやChat GPTとの連携にかかる固定費も発生します。

ユーザー数に応じて費用が変動するため、目標とするユーザー数に対する費用を事前に見積もることが重要です。

さらに、プロジェクト期間に応じた予算も事前に計画しておくことをおすすめします。

2. 修正・追加機能開発の費用

SaaSは開発が完了しても、市場のニーズに応じて継続的に改善することが必要です。

2018年の日経 xTECHの調査によると、予算を超過したプロジェクトの60%以上が「追加開発」が原因であることがわかっています。

出典:【日経 xTECH】システム開発はなぜ予算オーバーに陥るのか

修正や追加開発の費用は内容によって異なりますが、大規模な修正では100万円以上かかることもあるため、注意が必要です。

そのため、修正や追加開発に備えて、あらかじめ予算を確保しておくことが非常に重要です。

3. ユーザー集客の費用

開発後は収益化のために顧客を獲得する必要があります。

そのため、事前に以下の点を大まかに計算しておくことをおすすめします。

  • 黒字化に必要な顧客数
  • 黒字化にかかる広告費用

4. アプリのリリース費用(iOS/Android対応時)

プラットフォームストア登録料アプリ内課金手数料
iOS(App Store)年間99ドル(約15,000円)課金額の15〜30%
Android(Google Play)初回25ドル(約3750円)課金額の15〜30%
※1ドル150円で換算

SaaSをiOSやAndroidに対応させるには、追加費用が必要です。

さらに、アプリ内課金額の15〜30%が手数料として徴収されるため、これも考慮する必要があります。

SaaSの開発費用を安く抑える3つの方法

SaaSの開発費用を安く抑えるには以下の3つの方法があります。

  1. ノーコード開発を導入する
  2. 補助金を導入する
  3. 開発する機能を絞り込む

それぞれ詳しく解説していきます。

1. ノーコード開発を導入する

従来の開発とノーコード開発の費用の比較
従来の開発とノーコード開発の費用の比較と内訳

何度もお伝えしていますが、最も効果的な方法はノーコード開発の活用です。

開発費用を大幅に削減できるため、非常におすすめです。

»関連記事:【早見表つき】ノーコード開発にかかる費用は?相場や1分で見積もり・シミュレーションする方法まで徹底解説!

2. 補助金を導入する

従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較
従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較

補助金制度を活用すると、平均して開発費用の約2/3を削減することができます。

ノーコード開発と補助金制度を併用することで、約80%の費用削減が見込まれ、非常におすすめです。

弊社が開発したシミュレーターを使えば、補助金を利用した場合の概算費用を1分で見積もることができますので、ぜひご利用ください。

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3. 開発する機能を絞り込む

適切に機能を絞り込むことでアプリの価値を下げずに開発コスト削減が可能
適切に機能を絞り込むことで価値を下げずにコスト削減可能

1つの機能を実装する際、ノーコード開発では10万円以上、フルスクラッチ開発では20万円以上の費用がかかります。

事前に必要な機能を絞り込むことで、顧客価値を維持しつつ大幅な費用削減が可能です。

以下の基準に基づいて、必要な機能を選定することをおすすめします。

  • 必須の機能
  • あると便利な機能
  • サービス拡大時に追加したい機能
  • 不要な機能

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SaaS開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント

SaaS開発会社を選ぶ際は、以下5つのポイントを意識しましょう。

  1. 過去の実績が信頼に足るか
  2. ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
  3. 問い合わせ時の対応が丁寧か
  4. サポート体制が充実しているか
  5. 自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

【ポイント①】過去の実績が信頼に足るか

【ポイント①】信頼できる実績があるか

SaaS開発会社を選ぶ際は、まずその会社の実績を確認することが重要です。

最近では、アプリの「UI(ユーザー・インターフェース)」や「UX(ユーザー・エクスペリエンス)」やが他社との差別化の鍵となっているため、技術力の低い会社に依頼すると成功が難しくなります。

【ポイント②】ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか

【ポイント②】ブログやSNS、YouTubeで有益な発信がされているか

開発会社のブログ記事や動画コンテンツなどを確認することで、その会社の技術力やトレンドへの対応力を把握できます。最新技術に関する情報発信が活発な会社は、効率の良い技術を持っている可能性も高いです。

また、記事や動画を通じて、その会社の文化や価値観を理解することもできます。自社の理念と合致する会社を選ぶことで、長期的なパートナーシップを築きやすくなります。

【ポイント③】問い合わせ時の対応が丁寧か

【ポイント③】問い合わせた際の対応が丁寧か

最初の問い合わせの際に、どのような対応をされるかも重要な判断基準です。迅速かつ丁寧な対応をしてくれる会社は、プロジェクト開始後も信頼できるパートナーとなるでしょう。

特に、プロジェクトの初期段階でのコミュニケーションは、後々のプロジェクト進行に大きな影響を与えます。最初の対応がしっかりしている会社は、細部にまで気を配ることが期待できます。

【ポイント④】サポート体制が充実しているか

【ポイント④】サポート体制は十分か

開発後のサポート体制も、会社選びの重要なポイントとなります。開発が完了した後も、システムのメンテナンスやトラブル対応が必要になるため、充実したサポート体制を持つ会社を選ぶことが大切です。

サポート体制がしっかりしている会社は、急なトラブルにも迅速に対応してくれるため、安心して長期間使用することができます。また、定期的なアップデートや機能追加にも柔軟に対応してくれる会社を選ぶと良いでしょう。

【ポイント⑤】自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

【ポイント⑤】自社特有の課題を踏まえて提案してくれるか

最後に、自社の課題に基づいた具体的な提案があるかどうかを確認しましょう。自社のニーズをしっかり理解し、それに対応した提案をしてくれる会社は、プロジェクトの成功に貢献するパートナーとなります。

開発だけでなく、サービスのアイデア検討にも積極的に協力してくれる企業を選ぶことが理想と言えるでしょう。

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Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのSaaS開発支援を行っています。ノーコードでもフルスクラッチでも支援を行っているので、新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。

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