こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersです。
- ノーコードとローコードの違いって何?
- どのように使い分ければいいの?
- ノーコードとローコードを利用する際の注意点はある?
という疑問を持ったことはないでしょうか?
ノーコードとローコードって言葉が似ていて、いまいち違いが分かりにくいんですよね…
そこで今回は、ノーコードとローコードについて以下の内容を解説します。
- 【比較表付き】ノーコードとローコードの違い
- ノーコード/ローコード別のメリット
- ビジネスシーンでの使い分け
- 利用する上での注意点
- 【まとめ】ノーコード開発会社へ問い合わせてみるのがおすすめ
この記事を読むだけで、ノーコードとローコードの違いについてマスターできるので、ぜひ最後までご覧ください。
Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くノーコード開発支援を行っています。⇒ノーコード開発支援サービスの概要はこちら
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
ノーコードとローコードの違いを比較表で紹介!
ノーコードとローコードの違いを比較表で表すと下記の通りとなります。
ノーコード | ローコード | |
---|---|---|
コードの記述 | 書かない | 必要に応じて少し書く |
開発スピード | 非常に早い | 早い |
開発費用 | 非常に安い | 安い |
その他の特徴 | バグが発生しにくい カスタマイズしやすい | 開発の自由度が高い カスタマイズの幅が広い |
利用目的 | MVP/プロトタイプ開発 小〜中規模程度のアプリ開発 | 中規模程度のアプリ開発 |
それでは、それぞれの詳細について順番に解説していきます。
ノーコードとは「コードを書かない開発」
ノーコードとは「コードを書かなくてもWebサイトやアプリを開発できるサービス」のことを言います。
名前の通り「No-Code(コードが必要ない)」ということですね。
通常はアプリを開発するには、プログラミング言語を活用してコードをたくさん書く必要があります。
しかし、ノーコードでは1文字もコードを書くことなく、ドラッグ&ドロップによってアプリを開発することができます。
» 参考:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!
ローコードとは「コードを少し書く開発」
ローコードとは「必要に応じて少しコード書いて、Webサイトやアプリを開発できるサービス」のことを言います。
名前の通り「Low-Code(コードが少し必要)」ということですね。
基本的な開発方法はノーコードと同じくドラッグ&ドロップで、それだけでは対応できない部分に関してはコードを記述していきます。
つまり、ノーコードとローコードの最も大きな違いは「コードを少しでも書く必要があるか否か」ということです。
ノーコード開発の4つのメリット
ノーコード開発には以下の4つのメリットがあります。
- 開発スピードが非常に早い
- 開発費用が非常に安い
- バグが発生する確率が少ない
- 開発後にカスタマイズしやすい
それぞれ順番に解説していきます。
①開発スピードが非常に早い
ノーコード開発はコードを書く必要がないため、ローコード開発よりもさらに早くアプリを開発できます。
開発スピードが早すぎるとアプリのクオリティが心配になると思いますが、
ノーコードでは既に完成されたパーツを組み合わせて開発を行うためクオリティ面での心配は必要ありません。
また、開発完了後にはサービス改善のために日々アプリをカスタマイズする必要がありますが、そのような部分もノーコードでは迅速に対応できます。
②開発費用が非常に安い
ノーコード開発は、通常のアプリ開発やローコード開発よりもスピーディーに開発できるため、エンジニアの人件費を安く済ませることができます。
その結果、非常に安くアプリ開発が可能になります。
またノーコードは完成後の改善スピードも迅速であるため、保守運用にかかる費用も安く抑えることが可能です。
③バグが発生する確率が少ない
ノーコード開発ではコードを書く必要がないため、開発者の打ち間違えによるバグが起こりません。
※コード開発では1文字でも間違えるとエラーが起こってしまいます。
さらに、ノーコードツールで実装できる機能はすべて品質が担保されているため、一般的に実装機能によってバグが発生することはありません。
また、バグが起こったとしても原因を特定するのが簡単であるため、迅速にバグを取り除くことが可能です。
④開発後にカスタマイズしやすい
通常のアプリ開発の場合は、完成後のカスタマイズにかなりの労力がかかってしまいます。
しかし、ノーコード開発では比較的簡単にカスタマイズ可能であるため、追加費用を抑えて迅速に対応可能です。
また、アプリの見た目や設定に関しては、初心者の方でも簡単に編集することができます。
ローコード開発の4つのメリット
ローコード開発には以下の4つのメリットがあります。
- 開発の自由度が高い
- 臨機応変に開発しやすい
- 開発スピードが早い
- 開発費用が安い
それぞれ順番に解説していきます。
①開発の自由度が高い
ローコード開発はコードを書いて必要な機能を補うことができるため、
ノーコード開発に比べて実装できる機能の幅が広く自由度が高い傾向があります。
ノーコードではどうしてもアプリ開発の幅に限界があるため、ローコード開発の自由度の高さは大きなメリットとなっています。
②臨機応変に機能を実装可能
アプリ開発終了後にさらに機能の追加が必要になった場合でも、
ローコード開発であればより臨機応変に対応することが可能です。
ノーコード開発でも実装可能な場合は多いですが、ローコード開発の方が対応できる幅が広いというイメージですね。
③開発スピードが早い
ローコード開発は、通常のアプリ開発に比べてコードを書く数が少ないため、
より早くアプリを開発することが可能です。
しかし、まったくコードを書かないノーコード開発よりかは開発に時間がかかってしまいます。
④開発費用が安い
ローコード開発は、通常のアプリ開発に比べてスピーディーに進めることができるため、
人件費を抑えて開発費用を安く抑えることが可能です。
この点に関しても、まったくコードを書かないノーコード開発よりかは開発費用は少し高くなってしまいます。
ノーコード開発の利用シーン2選
ノーコード開発は、主に以下の2つのシーンで利用するのがおすすめです。
- MVP・プロトタイプの開発
- ニッチなサービスの開発
それぞれ順番に解説していきます。
①MVP・プロトタイプの開発
ノーコード開発は低コストでかつ迅速にサービスをリリースすることができます。
そのため、市場ニーズの調査を兼ねているMVP・プロトタイプ開発には非常におすすめです。
MVP・プロトタイプ開発にはノーコード以外の選択肢はないと言ってもよいでしょう。それほど、おすすめです。
最近のノーコード開発の傾向では「MVPとしてノーコードでアプリ開発→本運用としてコードでアプリ開発」のケースが多くなっています。
②ニッチなサービスの開発
ノーコードが登場する前までは、アプリ開発に膨大なコストがかかってしまうため、ニッチなサービスをリリースするには非常に高いリスクが伴っていました。
※ニッチとは「大手企業が狙わないような小規模な市場」のことを指す。
しかし、ノーコードでは低コストでアプリを開発することができるため、ニッチなサービスとは相性が抜群です。
あまり複雑な機能を実装しなければ十分に、プロトタイプとしてでなく本運用としてもリリースできます。
そのため、リリースしたいサービスの市場ニーズが小さい場合にはノーコード開発を検討するのが非常におすすめです。
ローコード開発の利用シーン2選
ローコード開発は、主に以下の2つのシーンで利用するのがおすすめです。
- 中規模程度のアプリ開発
- あなたがプログラミング言語に理解がある場合の開発
それぞれ順番に解説していきます。
①中規模程度のアプリ開発
ローコード開発は「ノーコード開発よりも高機能」で「コードの開発(フルスクラッチ開発)よりも迅速にかつ低コスト」でアプリ開発できるという点がメリットとなります。
そのため、中規模程度のアプリ開発には最も向いている開発方法と言えるでしょう。
ノーコード開発でも中規模程度のアプリを開発することもできますが、
実装できないこともあるためローコード開発を選ぶ方が無難に開発することができます。
※どの程度が中規模程度なのかは自分で判断すること難しい場合は、直接ノーコード/ローコード開発会社に問い合わせてみるのがおすすめです。
②あなたがプログラミング言語に理解がある場合の開発
あなたがプログラミング言語を理解している場合は、
開発するアプリにもよりますがローコード開発の方が向いているかもしれません。
自分でアプリを開発する場合はコードを書いて実装でき、会社に依頼してアプリを開発してもらう場合は自身で提案できるため、ローコード開発を利用するメリットが大きくなります。
ノーコード/ローコード開発を利用する際の2つの注意点(デメリット)
ノーコード/ローコードを利用することにはメリットも多いですが、以下の2つには注意が必要です。
- 大規模なアプリの開発には向いていない
- シャドーITが起こる可能性がある
それぞれ順番に解説していきます。
①大規模なアプリの開発には向いていない
ノーコード開発もローコード開発も、プログラミング言語を用いて0から開発(フルスクラッチ開発)する場合に比べて、できることに制限があります。
そのため、大規模で複雑なアプリを開発する際には、どちらも向いていません。
サービスをリリースしたい場合には以下の枠組みで検討することがおすすめです。
- 小規模アプリまたはMVP/プロトタイプ開発→ノーコード開発
- 中規模程度のアプリ→ローコード開発
- 大規模で複雑なアプリ→フルスクラッチ開発
②シャドーITが起こる可能性がある
ノーコード/ローコードでシステム開発を行う場合には、
従来のプログラミングに比べて簡単に操作できるため、シャドーITが起こる可能性が高くなります。
※シャドーITとは「会社で管理できていない不明のシステムが、社内に乱立してしまう状況」のことを指す。
そのため社内システムに利用する際は、事前にシャドーIT対策をしておくことが重要です。
【まとめ】まずはノーコード開発会社に問い合わせてみることがおすすめ
ここまで読み進めてきた方の中には、以下のようなことを思った方も多いのではないでしょうか?
- 自分がリリースしたいアプリはどの開発がいいのだろう…?
- 自分のアプリはノーコード/ローコードで開発できるのだろうか…?
そのような方には、まずはノーコード開発会社に問い合わせてみることがおすすめです。
結局のところ、専門家に話を聞いてみないと分からない部分も多いのが現状なんですよね。。。
以下の順番で専門家に問い合わせてみてください。そうすれば、上記の悩みを解消することができます。
- まずはノーコード開発会社に相談
- ローコード開発会社に相談※ノーコードで実装が厳しい場合
- フルスクラッチ開発会社に相談※ローコードで実装が厳しい場合
私たちのほうでも、ノーコード開発の無料相談を行っているので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのノーコード開発支援を行っています。新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。