学習アプリの開発費用の相場は、最低限の機能のみ実装する場合は 「50〜100万円」、基本的な機能のみ実装する場合は「100〜200万円」、複雑・細かな機能も実装する場合は「200〜450万円」、非常に複雑な機能も実装する場合は「1500万円以上」の費用がかかります。
しかし、「ノーコード開発×補助金利用」で約80%の費用削減が可能です。
本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、eラーニング・学習アプリの開発費用から会社の選び方まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
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本記事の内容は下記のYouTube動画でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。
執筆者：山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者：山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
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【重要】8割のケースで「ノーコード開発」の利用を推奨
ノーコードとは「コードを書かずにホームページやアプリを開発できる革新的なサービス」のことを指します。
ノーコードを利用してeラーニング・学習アプリを開発することには、次の3つのメリットがあります。
- 開発コストを50%以上節約できる
- 開発時間を50%以上短縮できる
- 高度な機能を備えたアプリを作成できる
eラーニング・学習アプリの8割はノーコードで十分に作成可能です。そのため、初めはコスト削減のためにノーコードでの開発を検討することを推奨します。
»関連記事：【完全解説】ノーコードとは？デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説！
【早見表つき】eラーニング・学習アプリの開発費用の相場を一覧！
ノーコード開発の場合
全体平均の費用相場
| 費用の種類 | 相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 50〜400万円 |
| 運用費用 | 1〜5万円/月 |
開発費用はアプリの目的によっても大きく変動するため「目的別」に分類してさらに詳しく解説していきます。
目的別の費用と開発期間の相場
| 開発の目的 | 初期費用の相場 | 開発期間 |
|---|---|---|
| 最低限の機能のみ | 50〜100万円 | 1〜2ヶ月 |
| 基本的な機能のみ | 100〜200万円 | 2〜3ヶ月 |
| 複雑・細かな機能まで | 200〜450万円 | 3〜5ヶ月 |
| 非常に複雑な機能も実装 | ※非推奨 | ※非推奨 |
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。
ノーコード開発には「非常に複雑な機能の実装」が難しいことがあり場合によっては適していません。
しかし、一見複雑に見える機能でも、実際には比較的容易に実現できる場合もあります。そのため、プロジェクトの開始前にノーコード開発の専門家に相談することをおすすめします。
これにより、ノーコード開発の潜在能力を最大限に活用し、プロジェクトの成功につなげることができるでしょう。
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フルスクラッチ開発(コードによる開発)の場合
全体平均の費用相場
| 費用の種類 | 相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 1,000〜2,000万円 |
| 運用費用 | 4〜20万円/月 |
開発費用はアプリの目的によっても大きく変動するため「目的別」に分類してさらに詳しく解説していきます。
目的別の費用と開発期間の相場
| 開発の目的 | 初期費用の相場 | 開発期間 |
|---|---|---|
| 最低限の機能のみ | 150〜300万円 ※非推奨 | 2〜4ヶ月 ※非推奨 |
| 基本的な機能のみ | 300〜700万円 ※非推奨 | 4〜5ヶ月 ※非推奨 |
| 複雑な機能まで | 700〜1,500万円 | 5〜7ヶ月 |
| 非常に複雑な機能も実装 | 1,500万円〜 | 7ヶ月以上 |
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。
注意点として、フルスクラッチ開発は「基本的な機能」や「最低限の機能」のみを実装する場合には、コスト効率の面で必ずしも最適とは言えません。
また、「複雑な機能の実装」についてノーコード開発とフルスクラッチ開発のどちらが適しているかは、プロジェクトの特性によって異なります。そのため、どちらが最適かを判断するために、両方の専門家に相談することをおすすめします。
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eラーニング・学習アプリの開発費以外にかかる5つの費用一覧！
eラーニング・学習アプリでは開発以外に、以下5つの費用がかかります。
- 教材制作
- 運営・管理
- 修正・追加機能開発
- ユーザー集客
- アプリのリリース（iOS/Android対応時）
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 教材制作の費用
開発するeラーニング・学習アプリによっては、教材制作も必要となります。
弊社でもノーコード学習アプリを開発していますが、開発以外に教材制作に工数を大幅にかけています。
そのため、事前に教材制作にどれくらいの費用がかかるのかも見積もっておくとよいでしょう。
2. 運営・管理の費用
eラーニング・学習アプリの開発と運用には、初期投資だけでなく、サーバー管理費などの継続的な固定費が伴います。
ユーザー数に応じて費用が変動するため、目標とするユーザー数に基づいて事前に費用の見積もりを行うことが重要です。
さらに、プロジェクトの期間に応じた予算もあらかじめ計画しておくことをお勧めします。
3. 修正・追加機能開発の費用
eラーニングや学習アプリは、開発が完了した後も市場のニーズに応じて継続的に改善を行う必要があります。
2018年の日経 xTECHの調査によれば、コストが予算を超過したプロジェクトの60%以上は「追加開発」が原因とされています。
修正や追加開発にかかる費用は内容によって異なりますが、大規模な修正の場合、100万円以上の費用がかかることもありますので、注意が必要です。
そのため、修正や追加開発に備えて、事前に開発予算を確保しておくことが非常に重要です。
4. ユーザー集客の費用
開発後は収益化のために集客が必要です。
そのため、事前に以下の点をおおよそ算出しておくことをおすすめします。
- 黒字化に必要な集客数
- 黒字化にかかる広告費用
5. アプリのリリース費用（iOS/Android対応時）
| プラットフォーム | ストア登録料 | アプリ内課金手数料 |
|---|---|---|
| iOS(App Store) | 年間99ドル(約15,000円) | 課金額の15〜30% |
| Android(Google Play) | 初回25ドル(約3750円) | 課金額の15〜30% |
eラーニング・学習アプリをiOSやAndroidに対応させるには、追加費用がかかります。
また、アプリ内課金額の15〜30%が手数料として徴収されるため、この点にも留意する必要があります。
eラーニング・学習アプリの開発費用を安く抑える4つの方法
eラーニング・学習アプリの開発費用を安く抑えるには以下の4つの方法があります。
- ノーコード開発を活用する
- 補助金を活用する
- 開発する機能を絞り込む
- Webアプリとして開発する
それぞれ詳しく解説していきます。
1. ノーコード開発を活用する
何度も申し上げておりますが、最も効果的な方法はノーコード開発の活用です。
これにより開発費用を半分以上削減することができるため、大変おすすめです。
»関連記事：【早見表つき】ノーコード開発にかかる費用は？相場や1分で見積もり・シミュレーションする方法まで徹底解説！
2. 補助金を活用する
補助金制度を活用することで、平均して開発費用の約2/3を削減することが可能です。
また、ノーコード開発と補助金制度を併用することで、費用を約80%削減できる見込みがありますので、非常におすすめです。
さらに、弊社が提供するシミュレーターを使用すれば、補助金を活用した場合の概算費用を1分で簡単に見積もることができます。ぜひご活用ください。
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3. 開発する機能を絞り込む
1つの機能を実装する際、ノーコード開発では10万円以上、フルスクラッチ開発では20万円以上の費用がかかります。
事前に必要な機能を慎重に選定することで、顧客価値を損なうことなく、費用を大幅に削減することが可能です。
以下の基準に従って、必要な機能の絞り込みを行うことをお勧めします。
- 必須の機能
- 便利だが必須ではない機能
- サービス拡大時に追加したい機能
- 不要な機能
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4. Webアプリとして開発する
一般的に、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザで利用するアプリは「Webアプリ」と呼ばれ、スマートフォンにインストールして使用するアプリは「ネイティブアプリ」と呼ばれます。
多くの企業がネイティブアプリを希望していますが、そのうちの80%以上は「Webアプリでも十分」と考えています。
eラーニング・学習アプリ開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント
eラーニング・学習アプリ開発会社を選ぶ際は、以下5つのポイントを意識しましょう。
- 過去の実績が信頼に足るか
- ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
- 問い合わせ時の対応が丁寧か
- サポート体制が充実しているか
- 自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか
【ポイント①】過去の実績が信頼に足るか
まず、開発企業の信頼性を評価するためには、その会社の評判や実績を確認することが重要です。評判の良い企業は、過去のプロジェクトで成功を収めていることが多いので、顧客の評価や過去のプロジェクト事例を確認することをお勧めします。
これにより、企業がどのようなプロジェクトに強みを持ち、どの業界で経験を積んでいるかを把握することができます。
信頼できるパートナーを見つけるためには、これらの情報を十分に収集し、分析することが不可欠です。
【ポイント②】ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
開発会社が発信する情報は、その会社の専門性や最新技術へのキャッチアップ力を示しています。そのため、ブログやSNS、YouTubeなどでの情報発信を確認し、有益なコンテンツを提供しているかどうかをチェックすることが重要です。
特に、技術的なトレンドや業界ニュースに敏感な企業は、新しい技術を積極的に取り入れた開発が期待できるため、そのような企業を選ぶことをお勧めします。
【ポイント③】問い合わせ時の対応が丁寧か
eラーニングや学習アプリの開発をスムーズに進めるためには、質問に対して丁寧に答え、しっかりとヒアリングを行う企業を選ぶことが重要です。
開発は細やかなコミュニケーションを通じて進める共同作業であり、コミュニケーションが不足すると大きな問題を引き起こす可能性があります。
そのため、まず企業に問い合わせた際の対応が丁寧であるかどうかを確認し、コミュニケーションに問題がないかを見極めることをお勧めします。
【ポイント④】サポート体制が充実しているか
開発後のサポート体制も選定の重要な要素です。アプリはリリース後もアップデートやバグ修正が必要となるため、サポートが充実しているかどうかを確認することが不可欠です。
サポート対応のスピードや質、またサポート範囲（技術的な問題に加えて、運用面での支援も含む）を事前にしっかり確認することをお勧めします。
【ポイント⑤】自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか
開発会社が自社の事業内容や課題を理解し、それに基づいた具体的な提案を行ってくれるかどうかも重要なポイントです。単にサービスを開発するだけでは、市場のニーズに合わない不十分な製品が出来上がる可能性があります。
そのため、開発だけでなく、サービスのアイデアや戦略の検討にも積極的に協力してくれる企業を選ぶことが望ましいでしょう。
※個人情報の入力なし
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのeラーニング・学習アプリ開発支援を行っています。ノーコードでもフルスクラッチでも支援を行っているので、新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。
