こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersです。
弊社ではノーコード開発のオンラインスクールを運営していますが、以下のような悩みをもつ方が少なくありません。
海外製のツールは英語が難しいから使いたくない…
ノーコードって海外で作られたものばかりで、多少の英語力がないと操作が難しいんですよね。。。
この記事では、以下の内容を解説していきます。
- 日本語対応の国産ノーコードツール8選
- 各ツールの特徴
- 料金とおすすめプラン
「英語を使わずにノーコード開発をしたい方」「皆にとって使いやすいサービスを探している方」には必見の内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くノーコード開発支援を行っています。⇒ノーコード開発支援サービスの概要はこちら
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
無料でも使える日本語対応の国産ノーコードツール8選を一覧表で紹介!
ノーコードとは「コードを書かなくてもプログラミングによってアプリ開発などができるサービス」のことを指します。
プログラミング初心者の方でも、簡単にアプリやWebサイトを作成できる点が大きな特徴です。
» 参考:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!
さて、本題ですが日本語対応の国産ノーコード開発ツールを一覧表で表すと以下の通りとなります。
サービス名 | カテゴリ | 特徴 |
---|---|---|
STUDIO | Web制作 | ・デザイン製が非常に高い ・ホームページ制作におすすめ ・多機能なWebサイトには向いていない |
ペライチ | LP制作 | ・非常に簡単に操作可能 ・LP制作に特化している ・複数ページの制作には向いていない |
BASE | EC制作 | ・簡単にネットショップを作成可能 ・初期費用が無料 ・スマホアプリも存在する |
Magic instructions | アプリ開発 | ・スプレッドシートからアプリを作成 ・デザインに関してはFigmaを使用 ・多少の英語力が必要 |
Click | アプリ開発 | ・モバイルアプリが制作可能 ・直感的で簡単に操作可能 ・現時点ではバグが多い |
Anyflow | 業務自動化 | ・複数サービスを連携することが可能 ・業務効率化に使われる ・日本で使われているツールにも対応 |
Kintone | システム開発 | ・クラウド型のデータベースツール ・直感的に操作可能 ・Excel業務のデジタル化によく利用される |
サスケWorks | 業務改善 | ・業務改善に特化したアプリの開発が可能 ・PC,スマホ,タブレット全てに対応 ・テンプレートが豊富 |
それでは、上記のツールについて順番に解説していきます。
①STUDIO(Webサイト制作ツール)
特徴
STUDIO(スタジオ)は、プログラミング言語を使わずとも非常に美しいWebサイトを作成できる、日本語対応のノーコードツールです。
Webサイトの中でも、会社の顔でもあるホームページ作成によく使われていますね。
バックエンドと呼ばれる、データの処理機能などははあまり持ち合わせていないため、多機能なWebサイトを作るよりもデザイン性重視のWebサイトを作成する場合に向いています。
使い方については、すべてSTUDIO公式YouTubeにて日本語で学ぶことが可能です。日本語でも学べるというのは、ノーコードツールを選ぶ上では非常に重要な要素となりますね。
→STUDIO公式 YouTubeチャンネルはこちら
料金プラン
STUDIOの料金プランは以下の画像の通りとなります。
出典:STUDIO料金プラン
STUDIOは無料のFREEプランでも十分にWebサイトを作成することはできます。
しかし「独自ドメイン接続」「STUDIOのバナーの非表示」「拡張機能」を利用できないため、ビジネス利用する際にはBASICプラン以上が必須となります。
また、BASICプランでは「公開できる記事数」が5つまでとなっているため、ブログ・メディアサイトを運営する際には注意が必要です。
そのため、記事数が5個以上を超える場合は、必ずPROプランの契約が必須となります。
②ペライチ(LPサイト制作ツール)
特徴
ペライチは、非常に簡単な操作で縦長のLPのようなWebサイトが作れてしまう日本語対応のノーコードツールです。
テンプレートを選択して、該当の場所に文章や写真を入れていくだけでWebサイトを作成できます。
そのため、初心者にはSTUDIOよりも優しいツールと言ってもよいでしょう。
1枚のWebページ作成に特化しているため、ブログやニュースサイトには向いていませんので、その点には注意が必要です。
ペライチの使い方については以下のYouTubeにて日本語で簡単に学ぶことができます。ペライチのプロの方が説明しているので、非常に参考になります。
→【参考】ペライチ小学校
料金プラン
ペライチの料金プランは下記の通りとなっています。
出典:ペライチの料金プラン
無料で使えるスタートプランでもWebサイトを作ることはできますが、ビジネス利用はできないと言ってもよいでしょう。
そのため、ビジネスで利用する場合はライトプラン以上をおすすめします。
ただし、ライトプランでは「自らHTML/CSSなどのコードを書いてデザインを編集すること」「決済を利用すること」ができません。それらの機能を利用する場合はレギュラープランの契約が必須となります。
そして「メルマガ機能」などを使って売り上げを最大化したい場合はビジネスプランがおすすめです。
③BASE(ECサイト制作ツール)
特徴
BASE(ベース)は、初期費用0円でECサイトを構築できるノーコードツールです。
BASEは誰でも簡単にECサイトが作れてしまうところが大きな特徴となっているため、ネット知識がまったくない方でも利用可能です。
さらに「BASEショッピングアプリ」というスマホアプリが存在するため、比較的集客も簡単に行えるようになっています。
またBASEの利用方法については、BASE公式のYouTubeチャンネルにて全て学ぶことが可能です。
→BASE公式YouTubeチャンネルはこちら
料金プラン
BASEには2つのプランがあり、プラン料金に加えて売上に対する手数料がかかる特殊な料金体系となっています。
BASEで作成したネットショップを運営する時にかかる費用については、BASEが公式に【BASE公式】BASEでショップを運用するときにかかる費用まとめという記事を書いていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
④Magic instructions(Excel型アプリ開発ツール)
特徴
Magic instructions(マジック インストラクションズ)とは、Googleスプレッドシートを用いてモバイルWebアプリ・ネイティブアプリを作成できる国産ノーコードツールです。
Googleスプレッドシートからカードを選択し、必要情報を記入するだけでアプリが完成するため、たった5分でアプリを完成させることもできます。
ただし、デザインに関してはFigmaというデザインツールを用いて行うため、少し英語力が必要になる点には注意が必要です。
料金プラン
Magic instructionsは基本的に無料で利用することが可能です。
ビジネスで利用する場合は、お問い合わせが必要となっています。
→ Magic instructionsの公式サイトはこちら
⑤Click(モバイルアプリ開発ツール)
特徴
Click(クリック)とは、直感的な操作だけでモバイルWeb・ネイティブアプリを作成できるノーコードツールです。
非常に日本人が操作しやすいようなデザインになっているため、初心者でも非常に使いやすいツールとなっています。
しかし、Clickはまだリリースされてあまり時間が経っていないため、現時点ではバグが多くビジネス利用するには難しいと考えられます。
ただ、最近は頻繁にアップデートが行われているので、今後はどんどんさらに使いやすくなっていくでしょう。
料金プラン
Clickの料金プランは下記の通りとなっています。
Clickでは、まだ料金プランが確定していないため、まずはFreeプランから始めるのがよいでしょう。
⑥Anyflow(作業自動化ツール)
特徴
Anyflow(エニィフロー)は、複数のサービスを連携させることによって作業を自動化してくれるノーコードツールです。
自動化ツールではZapierが有名ですが、海外製であるため日本で使われているツールと連携できない場合があります。
しかし、Anyflowであれば日本で使われるようなツールにも対応しているため、日本人にこそ使ってほしい自動化ノーコードツールとなっています。
Anyflowの使い方については公式が動画を出してくれているため、そちらで学習することが可能です。
→【Anyflow公式】Anyflowの使い方
料金プラン
Anyflowの料金プランは下記の通りになります。
※Anyflowは有料ですが、非常に使いやすいツールのため紹介しています。
スタータープラン | ベーシックプラン | スタンダードプラン | |
月額費用 | 30000円 | 60000円 | 100000円〜 |
契約期間 | 12ヶ月 | 12ヶ月 | 12ヶ月 |
実行回数上限 | 3000 | 10000 | 50000〜 |
利用可能ユーザー数 | 1 | 10 | 無制限 |
利用ワークスペース数 | 1 | 10 | 要相談 |
権限管理 | ❌ | ⭕️ | ⭕️ |
※2023年1月1日時点の料金プラン
Anyflowは基本的に「ワークフローの実行回数」「利用ユーザー数」に応じてプランを変更するのがおすすめです。
また、小規模事業者が運用する場合はスタータープランでも十分な機能となっています。
⑦Kintone(自社システム開発ツール)
特徴
Kintone(キントーン)は、サイボウズ株式会社が提供している、クラウド型ノーコードデータベースツールです。
Excelのような見た目であり直感的に操作可能なため、非エンジニアの方でも簡単に利用できます。
実用例では、基幹となるシステムのデータベースではなく、オフィス内の単純なExcel業務を簡単にデジタル化するために利用されることが多く見られます。
料金プラン
Kintoneの料金プランは下記の通りとなっています。
ライトコース | スタンダードコース | |
月額費用 | 780円/ユーザー | 1500円/ユーザー |
アプリ数上限 | 200個 | 1000個 |
スペース数上限 | 100個 | 500個 |
ディスク容量 | 5GB×ユーザー数 | 5GB×ユーザー数 |
外部連携 | ❌ | ⭕️ |
拡張機能 | ❌ | ⭕️ |
※2023年1月1日時点の料金プラン
Kintoneでは「外部連携」「拡張機能」を使用するかどうかによって、契約するプランを検討するのがおすすめです。
また、スタンダードプランに限って30日間の無料体験もできるため、実際に使用して決めるのがよいでしょう。
⑧サスケWorks(業務改善アプリ開発ツール)
特徴
サスケWorks(サスケワークス)は、プログラミング知識不要で自社に合わせた業務アプリを開発できるノーコードツールです。
顧客管理や日報管理、売上分析やエクセル業務、紙のデータをデジタル化して管理するような業務までアプリに落とし込むことが可能なため、幅広く業務効率化を実現できます。
また、開発したアプリはサスケWorks専用のアプリストアで有料販売することも可能です。
料金
Standardプラン | Premiumプラン | |
月額費用 | 5,500円/月 | 16,500円/月 |
開発者アカウント数 | 1個 | 1個 |
利用者アカウント数 | 10個 | 10個 |
アプリ登録数 | 100個 | 200個 |
アプリ販売 | ❌ | ⭕️ |
API(外部連携)の利用 | ❌ | ⭕️ |
※2023年1月1日時点の料金プラン
サスケWorksでは、「アプリの販売」「外部連携」を利用するかどうかによって、契約するプランを検討するのがおすすめです。
また、30日間の無料体験(クレジット登録不要)もできるため、実際に使用して決めるのがよいでしょう。
日本語で使えるノーコードツールの紹介は以上になります。ぜひご参考にしていただけますと幸いです。
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのノーコード開発支援を行っています。新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。