本記事ではフリマアプリの基本から、必要な機能、具体的な作り方までを詳しく解説します。
この記事を読めば、フリマアプリ開発の全体像を把握でき成功に近づくためのステップが明確になるので、ぜひ最後までご覧ください。
Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くフリマアプリ開発支援を行っています。⇒アプリ開発支援サービスの概要はこちら
執筆者：山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者：山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社：株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
【重要】8割のケースでは「ノーコード開発」を利用すべし
ノーコードとは「コードを書かずともホームページやアプリ開発ができる画期的なサービス」のことを言います。
ノーコードによってフリマアプリを開発すると、下記3つのメリットがあります。
- 開発費用を50%以上削減
- 開発期間を50%以上短縮
- 高度な機能を実装したアプリの開発
フリマアプリの8割はノーコードでも十分に開発可能であるため、最初はコストを削減できるノーコードで開発可能か検討するのがおすすめです。
»関連記事：【完全解説】ノーコードとは？デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説！
フリマアプリの作り方2選
【作り方①】開発会社に依頼する
開発会社に依頼する方法は、アプリ開発の経験や技術がない人にとって最も効率的な手段です。開発会社に外注することで、高品質なアプリを比較的短期間で完成させることができます。
- 高い完成度
開発会社には経験豊富なエンジニアやデザイナーが在籍しているため、洗練されたデザインや機能性の高いアプリを作成できます。例えば、使いやすいUI（ユーザーインターフェース）や、スムーズなUX（ユーザーエクスペリエンス）を備えたアプリを実現することが可能です。 - 短期間での開発が可能
個人でゼロから開発する場合と比べ、プロジェクト管理や効率的な進行が期待できるため、リリースまでの時間を短縮できます。例えば、目標期間が3ヶ月以内というようなタイトなスケジュールでも、対応可能なケースがあります。 - トラブルへの対応が安心
不具合やバグ、またはアプリ運営中のトラブルが発生した場合も、契約に応じて修正やサポートを行ってくれることが多いです。また、開発後の保守・運用を任せられる場合もあります。
- 高コスト
フリマアプリの開発費用は数百万円から数千万円になる場合があります。特に、ゼロから設計するフルスクラッチ開発や、カスタマイズが多い場合はコストが跳ね上がる可能性があります。加えて、追加機能やメンテナンス費用も別途かかることがあります。 - 仕様変更が難しい
開発途中やリリース後に仕様を変更したい場合、追加料金が発生することが一般的です。仕様変更の内容によっては、プロジェクト全体のスケジュールに影響を与えることもあります。
【作り方②】自社(個人)で開発する
自社または個人で開発する方法は、コストを抑えたい人や、自由度を重視する人にとって最適な選択肢です。プログラミングスキルがある場合や、学びながら開発を進めたい人には特におすすめです。
- 低コストで開発可能
開発費用を外注する必要がないため、大幅なコスト削減が期待できます。たとえば、個人で開発を行う場合、費用は開発に必要なソフトウェアやクラウドサーバーの利用料金程度に抑えることができます。 - 高い自由度
外部に依頼しないため、途中で仕様や機能を柔軟に変更することができます。また、リリース後の運営方針も自由に決められます。
- 時間がかかる
個人で開発する場合、必要な作業量が膨大になるため、完成までに多くの時間を要します。特に初心者の場合、予想以上に時間がかかることがあります。 - 技術的知識が必要
プログラミングやデータベース管理、サーバー構築の知識が求められるため、初心者にとってはハードルが高いです。また、学びながら開発する場合はさらに時間がかかります。 - 不具合対応が自分の負担になる
アプリ開発後にバグが見つかった場合や、利用者からの問い合わせがあった場合、すべて自分で対応する必要があります。サポートに時間を取られることもあります。 - 見落としが発生しやすい
初心者の場合、設計ミスやセキュリティの問題を見落としてしまう可能性があります。結果的に、運営後に大きなトラブルが発生するリスクが高まります。
個人で開発を行いたいという方は、以下の記事でBubbleというノーコード開発ツールでフリマアプリを開発する方法をすべて解説しておりますので、そちらをご覧ください。
フリマアプリに実装する機能一覧
一般的なフリマアプリに実装される主要な機能は以下の通りです。
①出品者向け機能
| 主な機能 | 詳細 |
|---|---|
| 商品出品 | • 商品写真アップロード • 商品情報登録（名称、説明、カテゴリー等） • 配送方法設定 • 発送元設定 |
| 売上管理 | • 売上金振込先登録 • 取引履歴確認 • 発送ステータス更新 |
②購入者向け機能
| 主な機能 | 詳細 |
|---|---|
| 商品検索・閲覧 | • キーワード検索 • カテゴリー別閲覧 • 価格帯絞り込み • 商品状態絞り込み |
| 取引機能 | • 購入手続き • 配送先設定 • 決済処理 • 配送状況追跡 • 商品受取確認 |
③出品者・購入者の共通機能
| 主な機能 | 詳細 |
|---|---|
| ユーザー管理 | • アカウント登録・ログイン • プロフィール設定 • 本人確認 |
| コミュニケーション | • 商品コメント • 取引メッセージ • 価格交渉 |
| 評価システム | • 取引相手の評価 • 評価履歴表示 |
| その他 | • お気に入り登録 • 通知設定 • ブロック機能 |
これらの機能を組み合わせることで、フリマアプリを開発できます。
フリマアプリ開発の流れ10ステップ
フリマアプリ開発の10つの流れ/手順は以下の通りです。
| ①企画立案 | どのようなアプリを作りたいのか明確にする |
|---|---|
| ②開発会社の選定 | 相見積もりを行い最適な会社を見つける |
| ③要件定義 | アプリに必要な機能や仕様を具体的に決める |
| ④外部設計 | 画面やデザインを詳細に決める |
| ⑤内部設計 | アプリのシステム構造を決める |
| ⑥開発 | 機能の実装を行う |
| ⑦テスト | エラーの修正を行う |
| ⑧リリース準備 | App Storeなどのストア申請を行う |
| ⑨リリース | ユーザーへアプリ提供を開始する |
| ⑩保守・運用 | ユーザーの声をもとにバグ修正や機能追加を行う |
フリマアプリを含むアプリ開発の流れについて詳しく知りたい方は、アプリ開発の10つの流れ/手順から格安で開発する方法まで完全解説をご覧ください。
フリマアプリを開発会社に依頼した際にかかる費用・期間
開発費用
| 開発の目的 | ノーコード | フルスクラッチ |
|---|---|---|
| 最低限の機能のみ | 50〜150万円 | 200〜400万円 ※非推奨 |
| 基本的な機能のみ | 150〜300万円 | 400〜900万円 ※非推奨 |
| 複雑・細かな機能まで | 300〜550万円 | 900〜2,100万円 |
| 非常に複雑な機能も実装 | ※非推奨 | 2,100万円〜 |
また、以下の開発費用シミュレーターを使うと、1分で概算費用を見積もりできるので、ぜひご利用ください。
※個人情報の入力なし
開発期間
| 開発の目的 | ノーコード | フルスクラッチ |
|---|---|---|
| 最低限の機能のみ | 1〜2ヶ月 | 2〜4ヶ月 ※非推奨 |
| 基本的な機能のみ | 2〜4ヶ月 | 4〜6ヶ月 ※非推奨 |
| 複雑・細かな機能まで | 4〜6ヶ月 | 6〜9ヶ月 |
| 非常に複雑な機能も実装 | ※非推奨 | 9ヶ月以上 |
»関連記事：【シミュレーション付き】フリマアプリ開発費用の相場まとめ
»関連記事：開発にかかる期間・スケジュール、短縮する方法まで完全解説
フリマアプリの開発費用を安く抑える4つの方法
【方法①】ノーコード開発を利用する
前述の通り、最も効果的な手法はノーコード開発ツールを活用することです。
※ノーコードとは「コードを書かずともホームページやアプリ開発ができる画期的なサービス」のことを言います。
ノーコードによってフリマアプリを開発すると、下記3つのメリットがあります。
- 開発費用を50%以上削減
- 開発期間を50%以上短縮
- 高度な機能を実装したアプリの開発
フリマアプリの8割はノーコードでも十分に開発可能であるため、最初はコストを削減できるノーコードで開発可能か検討するのがおすすめです。
»関連記事：【早見表つき】ノーコード開発にかかる費用は？相場や1分で見積もり・シミュレーションする方法まで徹底解説！
【方法②】補助金を利用する
補助金制度を活用すれば、開発費用を平均で最大3分の2まで削減することが可能です。さらに、ノーコード開発と組み合わせることで、開発コストを約80%も削減できるため、これは非常に効果的な手法となっています。
また、弊社の「開発費用シミュレーター」をご利用いただくことで、補助金を利用した場合の概算費用をわずか1分で算出することができます。ぜひ一度お試しください。
※個人情報の入力なし
【方法③】フリマ“サイト”として開発する
一般的に、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザで利用するものを「フリマサイト」とし、スマートフォンにインストールして使用するものを「フリマアプリ」と呼びます。
多くの企業様はフリマアプリを希望されていますが、その半数以上は「フリマサイトでも問題ない」と感じています。
予算に余裕がある場合を除いて、コストパフォーマンスを優先する方にはフリマサイトでの開発をおすすめします。
【方法④】開発する機能を絞り込む
ノーコード開発で1つの機能を実装する場合、その費用は10万円以上かかります。フルスクラッチ開発では、20万円以上が必要です。
しかし、事前に必要な機能を適切に精査・絞り込むことで、顧客価値を損なわずにコストを大幅に削減することができます。
このため、以下の基準に従って必要な機能を選定することをおすすめします。
- 必須の機能
- 可能であれば欲しい機能
- サービスが拡大したときに実装したい機能
- 必要ない機能
フリマアプリ開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント
【ポイント①】信頼できる実績があるか
フリマアプリの開発会社を選ぶ際には、過去の実績を入念に確認することが非常に重要です。
アプリでは、「ユーザー体験」と「デザイン」が特に重要な要素とされており、技術力の低い会社に開発を依頼すると、期待するアプリの開発が難しくなり、最終的な成功が遠ざかる可能性があります。
信頼性が高く、豊富な実績を持つ開発会社を選ぶことで、高品質なフリマアプリを提供することが期待できます。過去に手がけた事例をチェックし、ユーザー評価や技術力の高さを確認することが重要です。
【ポイント②】ブログやSNS、YouTubeで有益な発信がされているか
企業が積極的に有益な情報を発信しているかどうかは、その企業の技術力やサービスの質を測る重要な指標となります。私の経験でも、情報発信が活発な企業のサービスを利用すると、問題が発生する頻度が比較的低いと感じています。
このため、アプリ開発会社を選ぶ際には、Webサイトやブログ、SNSなどでの情報発信状況も必ず確認することをおすすめします。「この企業は自社に合いそうだ」と感じた場合は、ぜひ積極的に問い合わせを行うと良いでしょう。
情報発信力が高いことは、開発会社の技術力や顧客対応力を示す優れた指標です。これらの要素を総合的に考慮することで、最適なアプリ開発パートナーを見つけられるでしょう。
【ポイント③】問い合わせた際の対応が丁寧か
フリマアプリの開発をスムーズに進めるためには、質問に対する丁寧な対応やユーザーニーズをしっかりとヒアリングする開発企業を選ぶことが重要です。アプリ開発は、詳細なコミュニケーションを通じた協力が欠かせないため、コミュニケーションが不十分だと大きな問題を引き起こす可能性があります。
そのため、開発企業に初めて連絡をする際には、対応の丁寧さや顧客とのコミュニケーションを重視する姿勢を確認することをお勧めします。しっかりと情報を収集し対話を重ねることで、ユーザーニーズに応じたアプリ開発が可能な企業かどうかを見極めるべきです。
特に、要件定義の段階でのヒアリング力や、問題発生時の迅速な対応に注目すると良いでしょう。開発パートナーとの円滑なコミュニケーションは、フリマアプリの開発を順調に進めるために欠かせない要素です。
【ポイント④】サポート体制は十分か
フリマアプリ開発会社を選ぶ際には、提供されるサポートサービスの内容にも注目することが非常に重要です。充実したサポート体制がある場合には、問題発生時にも迅速かつ適切な対応を期待できます。
アプリ開発の過程では、予期しないトラブルが避けられないこともあります。そのため、開発中やリリース後に起こりうるさまざまな問題に備えて、事前に自社が必要とするサポート内容を把握しておくことが大切です。
たとえば、バグ修正やセキュリティ対応、機能改善といった定期的なメンテナンスが自社のニーズに合っているかどうかを確認する必要があります。開発会社のサポート体制が十分かどうかを見極めれば、開発後のスムーズな運用が期待できるでしょう。
【ポイント⑤】自社特有の課題を踏まえて提案してくれるか
サービス開発を成功に導くためには、自社の特有の課題に対して適切な提案をしてくれる企業を選ぶことが極めて重要です。単にサービスを開発するだけでは、市場のニーズに合わない不十分な製品が生じるリスクがあります。
したがって、開発にとどまらず、サービス開発の基盤となるアイデアの検討にも積極的に関与してくれる企業を選ぶことが理想的です。
※個人情報の入力なし
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのフリマアプリ開発支援を行っています。ノーコードでもフルスクラッチでも支援を行っているので、開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。
