【シミュレーション付き】ECアプリ開発費用の相場まとめ【2024年最新版】

この記事のまとめ

ECアプリの開発費用の相場は、最低限の機能のみ実装する場合は 「50〜100万円」、基本的な機能のみ実装する場合は「100〜300万円」、複雑・細かな機能も実装する場合は「300〜900万円」、非常に複雑な機能も実装する場合は「数千万円」となっています。

しかし、「ノーコード開発×補助金利用」で約80%の費用削減が可能です。

本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、ECアプリの開発費用から会社の選び方まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

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本記事の内容は下記のYouTube動画でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。


執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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【重要】8割のケースで「ノーコード開発」の利用を推奨

ノーコード開発を利用した場合のECアプリ開発費用シミュレーション
ノーコード開発を利用した場合のコストシミュレーション

ノーコードとは「コードを書かずにホームページやアプリを開発できる革新的なサービス」のことを指します。

ノーコードを利用してECアプリを開発することには、次の3つのメリットがあります。

  1. 開発コストを1/2以上節約できる
  2. 開発時間を1/2以上短縮できる
  3. 高度な機能を備えたアプリを作成できる

ECアプリの8割はノーコードで十分に作成可能です。そのため、初めはコスト削減のためにノーコードでの開発を検討することを推奨します。

»関連記事:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!

【早見表つき】ECアプリの開発費用の相場を一覧!

ノーコード開発の場合

全体平均の費用相場

費用の種類相場
初期費用100〜700万円
運用費用1〜5万円/月

開発費用はアプリの目的によっても大きく変動するため「目的別」に分類してさらに詳しく解説していきます。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的初期費用の相場開発期間
最低限の機能のみ50〜100万円1〜2ヶ月
基本的な機能のみ100〜300万円2〜4ヶ月
複雑・細かな機能まで300〜900万円4〜6ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨※非推奨
※1 「非推奨」ではフルスクラッチでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

ノーコード開発では「非常に複雑な機能の実装」が難しく、場合によっては適していないことがあります。

しかし、一見すると複雑に見える機能でも、実際には簡単に実装できる場合もあります。そのため、ノーコードの専門家に相談して、実装の可否を確認することをおすすめします。

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フルスクラッチ開発(コードによる開発)の場合

全体平均の費用相場

費用の種類相場
初期費用1,000〜2,500万円
運用費用4〜20万円/月

開発費用はアプリの目的によっても大きく変動するため「目的別」に分類してさらに詳しく解説していきます。

目的別の費用と開発期間の相場

開発の目的初期費用の相場開発期間
最低限の機能のみ200〜400万円
※非推奨
4〜5ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ400〜1,000万円
※非推奨
5〜6ヶ月
※非推奨
複雑な機能まで1,000〜2,500万円6〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装2,500万円〜10ヶ月以上
※1 「非推奨」ではノーコードでの開発を推奨。
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。

注意点として、フルスクラッチ開発は「基本的な機能」や「最低限の機能」のみを実装する場合、コスト効率が悪く適していません。

また、「複雑な機能の実装」に関しては、ノーコードが適している場合もあれば、フルスクラッチが適している場合もあります。そのため、どちらが最適かを判断するためには、両方の専門家に相談することをおすすめします。

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ECアプリの開発費以外にかかる4つの費用一覧!

ECアプリでは開発以外に、以下4つの費用がかかります。

  1. 運営・管理
  2. 修正・追加機能開発
  3. ユーザー集客
  4. アプリのリリース(iOS/Android対応時)

それぞれ詳しく解説していきます。

1. 運営・管理の費用

ECアプリには、開発費用に加えてサーバー代などの固定費も発生します。

ユーザーの規模によって費用が変動するため、目標とするユーザー数に対する費用を事前に見積もっておくことが重要です。

また、プロジェクト期間に応じた予算も事前に計画しておくことをおすすめします。

2. 修正・追加機能開発の費用

少し古いデータですが、2018年の日経 xTECHの調査によると、コストが予算を超過したプロジェクトの60%以上は「追加開発」が原因です。

出典:【日経 xTECH】システム開発はなぜ予算オーバーに陥るのか

修正や追加開発の費用は内容によって異なりますが、大規模な修正には100万円以上かかることもあるため、注意が必要です。

そのため、修正や追加開発に備えて、あらかじめ開発予算を確保しておくことが非常に重要です。

3. ユーザー集客の費用

開発後は収益化のために集客が必要です。

そのため、事前に以下の点をおおよそ算出しておくことをおすすめします。

  • 黒字化に必要な集客数
  • 黒字化にかかる広告費用

4. アプリのリリース費用(iOS/Android対応時)

プラットフォームストア登録料アプリ内課金手数料
iOS(App Store)年間99ドル(約15,000円)課金額の15〜30%
Android(Google Play)初回25ドル(約3750円)課金額の15〜30%
※1ドル150円で換算

ECアプリをiOSやAndroidに対応させるには、追加費用がかかります。

また、アプリ内課金額の15〜30%が手数料として徴収されるため、この点にも留意する必要があります。

ECアプリの開発費用を安く抑える4つの方法

ECアプリの開発費用を安く抑えるには以下の4つの方法があります。

  1. ノーコード開発を活用する
  2. 補助金を活用する
  3. 開発する機能を絞り込む
  4. EC“サイト”として開発する

それぞれ詳しく解説していきます。

1. ノーコード開発を活用する

従来の開発とノーコード開発の費用の比較
従来の開発とノーコード開発の費用の比較と内訳

繰り返しお伝えしますが、最も効果的な方法はノーコード開発の利用です。

開発費用を半分以上削減できるため、非常におすすめです。

»関連記事:【早見表つき】ノーコード開発にかかる費用は?相場や1分で見積もり・シミュレーションする方法まで徹底解説!

2. 補助金を活用する

従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較
従来の開発とノーコード開発×補助金の費用比較

補助金制度を利用することで、開発費用を平均して2/3削減できます。

ノーコード開発と補助金制度を併用することで、約80%の費用削減が見込めるため、非常におすすめです。

弊社が開発したシミュレーターを使えば、補助金を活用した場合の概算費用も1分で見積もりできますので、ぜひご利用ください。

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3. 開発する機能を絞り込む

適切に機能を絞り込むことでアプリの価値を下げずに開発コスト削減が可能
適切に機能を絞り込むことで価値を下げずにコスト削減可能

1つの機能を実装する場合、ノーコード開発には10万円以上、フルスクラッチ開発には20万円以上の費用がかかります。

事前に必要な機能を絞り込むことで、顧客価値を損なわずに大幅な費用削減が可能です。

以下の基準に基づいて、必要な機能を絞り込むことをおすすめします。

  • 必須の機能
  • 便利だが必須ではない機能
  • サービス拡大時に追加したい機能
  • 不要な機能

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4. EC“サイト”として開発する

ECアプリの開発費用とECサイトの開発費用の比較
EC“サイト”にするだけで大幅に費用削減

一般的には、SafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザ上で利用できるものを「ECサイト」、スマホにインストールして利用するものを「ECアプリ」と言います。

多くの企業様がECアプリを希望されますが、そのうちの90%以上は「ECサイトでも問題ない」と感じます。

予算が膨大にあるのであれば別ですが、コスパよく運用したい方はECサイトでの開発がおすすめです。

ECアプリ開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント

ECアプリ開発会社を選ぶ際は、以下5つのポイントを意識しましょう。

  1. 過去の実績が信頼に足るか
  2. ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
  3. 問い合わせ時の対応が丁寧か
  4. サポート体制が充実しているか
  5. 自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

【ポイント①】過去の実績が信頼に足るか

【ポイント①】信頼できる実績があるか

まず、開発企業が信頼できるかどうかを評価するために、その会社の評価や実績を確認することが重要です。評判の良い会社は、過去のプロジェクトで成功を収めていることが多いため、顧客の声や過去のプロジェクト事例を確認しましょう。

これにより、会社の強みや経験を持つ業界を把握できます。

開発企業のホームページや資料も重要な情報源です。企業理念や独自の強みを確認することで、その会社の価値観や取り組み姿勢を理解できます。
信頼できるパートナーを見つけるためには、こうした情報をしっかりと収集し、分析することが大切です。

【ポイント②】ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか

【ポイント②】ブログやSNS、YouTubeで有益な発信がされているか

開発企業が自社のメディアやSNSを活用して、最新の技術情報やトレンドを発信しているかも重要なポイントです。情報発信に積極的な会社は、技術力や業界知識が豊富であることが多く、常に最新の情報をキャッチアップしていることが期待できます。

具体的には、以下のような情報源を確認しましょう。

  • ブログ記事
  • YouTube動画
  • SNS
  • イベント情報
  • セミナー情報

これらの情報をチェックすることで、会社の技術力や知識の豊富さを把握できます。

【ポイント③】問い合わせ時の対応が丁寧か

【ポイント③】問い合わせた際の対応が丁寧か

問い合わせへの対応は、その会社の顧客対応の質を知るための重要な指標です。迅速で丁寧な対応をしてくれる会社は信頼性が高く、プロフェッショナルな姿勢を持っていることが多いです。

実際に問い合わせを行い、「どれくらいの時間で返信があるか」「対応の内容が的確か」を確認してみましょう。
初回の問い合わせで良い印象を受ける会社は、今後のプロジェクトでも良いコミュニケーションが期待できます。迅速な対応は、プロジェクトの進行がスムーズに行くことを示唆しており、安心感をもたらします。

また、問い合わせに対する回答の内容が具体的でわかりやすいかも重要です。専門用語を過度に使用せず、誰にでも理解できるように説明してくれる会社は、顧客の立場に立ったサービスを提供していると考えられます。

【ポイント④】サポート体制が充実しているか

【ポイント④】サポート体制は十分か

開発後のサポート内容も、選定時に重視すべきポイントです。開発だけでなく、その後のサポートが充実している会社は、長期的なパートナーとして信頼できます。開発プロジェクトが完了しても、運用や保守のフェーズでサポートが必要不可欠です。

具体的には、トラブルシューティング、バージョンアップ対応、技術的なアドバイスなど、どのようなサポートが提供されるかを確認しましょう。

また、サポートの対応時間や追加費用の有無もチェックすることが重要です。自社のニーズに合ったサポート体制を持つ会社を選ぶことで、安心して開発を進めることができます。

【ポイント⑤】自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

【ポイント⑤】自社特有の課題を踏まえて提案してくれるか

開発会社が自社の事業内容や課題を理解し、それに基づいた具体的な提案を行ってくれるかどうかも重要です。

単にサービスを開発するだけでは、市場のニーズに合わない不十分な製品ができてしまう可能性があるためです。

そのため、開発だけでなくサービスのアイデア検討にも積極的に協力してくれる企業を選ぶことが望ましいでしょう。

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Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのECアプリ開発支援を行っています。ノーコードでもフルスクラッチでも支援を行っているので、新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。

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