CRM(顧客管理システム)の開発費用の相場は、最低限の機能のみ実装する場合は 「50〜150万円」、基本的な機能のみ実装する場合は「150〜350万円」、複雑・細かな機能も実装する場合は「350〜650万円」、非常に複雑な機能も実装する場合は「数千万円」となっています。
しかし、「ノーコード開発×補助金利用」で約80%の費用削減が可能です。
本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、CRM(顧客管理システム)の開発費用から会社の選び方まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
いますぐ費用を知りたい方は、シミュレーターにて1分でお見積りすることも可能です。⇒開発費用を見積もる(無料)
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
【すぐに見積もりたい方向け】1分でCRM(顧客管理システム)の開発費用を見積もりできるシミュレーターを開発しました!
以下シミュレーターにて1分で概算費用を見積もりできるので、ぜひご利用ください。
※個人情報の入力なし
【重要】8割のケースで「ノーコード開発」の利用を推奨
ノーコードとは、「プログラミング言語を用いることなく、ホームページやアプリケーションを開発できる革新的なサービス」を指します。
ノーコードを活用してCRM(顧客管理システム)を構築する場合、以下の3つの大きなメリットが得られます。
- 開発コストを50%以上削減
- 開発期間を50%以上短縮
- 高度な機能を持つシステムの構築が可能
実際、80%以上のCRM(顧客管理システム)はノーコードで十分実装可能です。そのため、まずはノーコード開発を検討することで、コスト削減や開発スピードの向上を実現することをおすすめします。
»関連記事:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!
【早見表つき】CRM(顧客管理システム)の開発費用の相場を一覧!
ノーコード開発の場合
全体平均の費用相場
費用の種類 | 相場 |
---|---|
初期費用 | 250〜550万円 |
運用費用 | 1〜5万円/月 |
システムの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。
目的別の費用と開発期間の相場
開発の目的 | 初期費用の相場 | 開発期間 |
---|---|---|
最低限の機能のみ | 50〜150万円 | 1〜2ヶ月 |
基本的な機能のみ | 150〜350万円 | 2〜3ヶ月 |
複雑・細かな機能まで | 350〜650万円 | 3〜7ヶ月 |
非常に複雑な機能も実装 | ※非推奨 | ※非推奨 |
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。
ノーコード開発では、「非常に複雑な機能」の実装が難しい場合があり、状況によっては最適な選択肢ではないこともあります。しかし、実際には見た目ほど複雑ではなく、意外に容易に実現できる機能も少なくありません。
そのため、最適な開発手法を見極めるには、ノーコードとフルスクラッチの双方に精通した専門家への相談をおすすめします。
※個人情報の入力なし
フルスクラッチ開発(コードによる開発)の場合
全体平均の費用相場
費用の種類 | 相場 |
---|---|
初期費用 | 600〜1,300万円 |
運用費用 | 4〜20万円/月 |
システムの目的によって開発費用は大きく異なるため、「目的別」に分類してさらに詳細に説明します。
目的別の費用と開発期間の相場
開発の目的 | 初期費用の相場 | 開発期間 |
---|---|---|
最低限の機能のみ | 300〜450万円 ※非推奨 | 2〜4ヶ月 ※非推奨 |
基本的な機能のみ | 450〜1,100万円 ※非推奨 | 4〜8ヶ月 ※非推奨 |
複雑な機能まで | 1,100〜2,100万円 | 8〜10ヶ月 |
非常に複雑な機能も実装 | 2,100万円〜 | 10ヶ月以上 |
※2 要件定義やデザイン費用が別途かかることもあります。
フルスクラッチ開発は慎重な検討が必要で、基本的な機能や最低限の機能しか求められない場面では、コストパフォーマンスが合わない場合もあります。
一方、複雑な機能の開発においては、ノーコードが有効なケースもあれば、フルスクラッチがより適している場合もあります。そのため、最適な開発手法を見極めるには、ノーコードとフルスクラッチの双方に精通した専門家に相談することをおすすめします。
※個人情報の入力なし
CRM(顧客管理システム)の開発費以外にかかる4つの費用
【費用①】運用・保守
CRMは「導入して終わり」ではありません。安定的に稼働させるためには、日々のメンテナンスやセキュリティ対策など、いわば定期健診のようなケアが欠かせません。
- サーバー・クラウド利用料:
顧客情報や取引履歴といった重要データは、サーバーやクラウド上に保管されます。そのため、利用規模に応じた月額・年額の利用料が発生します。顧客数やデータ量が増えれば、より大容量のストレージやパフォーマンス強化が求められ、それに伴う追加コストも発生します。 - 保守・点検費用:
システムが安定して動作しているか、セキュリティ面に問題はないか、エラーは起きていないかなどを定期的にチェックする必要があります。問題を未然に防ぐことで、大きなトラブルを避け、顧客満足度を維持できるのです。
【費用②】機能の追加・カスタマイズ
CRMは常に変化するビジネス環境に合わせて、進化し続けるツールです。実際に使ってみると、「もっとこういう分析がしたい」「この部分を自動化できたら便利」といった新たなニーズが生まれます。
- 新機能の追加:
追加のレポート機能や、顧客行動を予測する分析ツールなど、業務改善につながる新機能は長期的な利益に貢献します。しかし、それらを実装するには開発費用やテスト工数が必要です。 - 既存機能の改善・微調整:
「この画面をもう少し使いやすくしたい」「入力プロセスを短縮したい」など、細かな改善もコストとして発生します。こうした小さな改良の積み重ねが、CRMをより使いやすく、従業員が日々活用しやすいシステムへと導くのです。
【費用③】トレーニング・教育
高性能なCRMを導入しても、使い方がわからなければ宝の持ち腐れになってしまいます。効果的に使いこなすためには、適切なトレーニングや学習環境が欠かせません。
- 研修・説明会の実施:
「顧客情報の検索・編集方法」「分析レポートの活用術」など、基本的な操作や応用的な使い方を丁寧に伝えることで、社員は短期間でスキルを習得できます。説明会やワークショップを開催すれば、スムーズな立ち上がりが可能です。 - マニュアル・オンラインリソース整備:
分かりやすい操作マニュアルやFAQサイト、動画チュートリアルの整備は、導入後も利用者が自発的に学習できる環境を整えます。結果的に、社内での問い合わせ対応工数削減にもつながります。
【費用④】データ移行
新たなCRMへスムーズに移行するためには、既存データの整備と引き継ぎ作業が不可欠です。過去の顧客情報や取引履歴は今後の戦略立案や顧客対応に活かせる重要な資産。そのため、正確かつ効率的なデータ移行が求められます。
- データクリーニング・整合性チェック:
古いシステムやExcelで管理していた顧客データには、重複情報や不正確な記録が混在していることがあります。これらを整理・統合し、クリーンな状態に整えることで、新CRM導入後すぐに有効活用できるのです。 - 移行作業・テスト:
データ移行が正しく行われたか確認するためのテスト作業や、トラブル発生時の対応も必要。問題が見つかれば再移行が必要となり、追加コストが発生します。
CRM(顧客管理システム)の開発費用を安く抑える3つの方法
【方法①】ノーコード開発をする活用する
何度もお伝えしていますが、最も効果的な方法はノーコード開発の活用です。
※ノーコードとは、「プログラミング言語を用いることなく、ホームページやアプリケーションを開発できる革新的なサービス」を指します。
ノーコードを活用してCRM(顧客管理システム)を構築する場合、以下の3つの大きなメリットが得られます。
- 開発コストを50%以上削減
- 開発期間を50%以上短縮
- 高度な機能を持つシステムの構築が可能
実際、80%以上のCRM(顧客管理システム)はノーコードで十分実装可能です。そのため、まずはノーコード開発を検討することで、コスト削減や開発スピードの向上を実現することをおすすめします。
»関連記事:【早見表つき】ノーコード開発にかかる費用は?相場や1分で見積もり・シミュレーションする方法まで徹底解説!
【方法②】補助金を活用する
補助金制度を活用することで、一般的な開発コストをおよそ3分の2に抑えることが可能です。
さらに、ノーコード開発を組み合わせれば、削減率は約80%にまで向上し、大幅なコスト削減手段となります。
また、当社提供のシミュレーターを使えば、補助金適用時の概算コストを約1分で簡単に算出できます。ぜひ一度お試しください。
※個人情報の入力なし
【方法③】開発する機能を絞り込む
事前に導入する機能を厳選することで、顧客価値を維持しつつ大幅なコスト削減が見込めます。
以下の基準を参考に、導入すべき機能を慎重に取捨選択することをおすすめします。
- 必要不可欠な機能
- あると便利な機能
- サービス拡大時に追加予定の機能
- 不要な機能
※個人情報の入力なし
CRM(顧客管理システム)開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント
【ポイント①】豊富な実績・経験の確認
開発パートナーを選定する際は、まずその企業が過去に手がけたプロジェクトや成功事例を丁寧に確認しましょう。公式サイトやポートフォリオ、事例紹介ページを通じて、「どの業界・業務領域で経験があるのか」「類似案件でどのような成果を上げているのか」を把握することが重要です。
実績豊富な企業は複雑な要件にも柔軟に対応でき、想定外のトラブルが発生した場合にもスピーディかつ的確な解決策を打ち出しやすくなります。過去の成功事例を参照することで、「確かな技術力」や「高い実行力」を一層明確に感じ取ることができるでしょう。
【ポイント②】最新情報発信への積極性
次に注目すべきは、開発会社が常に最新の技術動向やノウハウを発信しているかどうかです。ブログ、動画、SNSなど多様なメディアで専門知識を積極的に共有している企業は、技術トレンドに敏感であり、市場の変化に即応できるフットワークの軽さを持っている可能性が高まります。
情報発信が活発な企業は、市場動向を常にキャッチアップしている証拠といえる一方、更新が滞っている場合は、最新技術への対応が遅れているリスクが考えられます。
【ポイント③】問い合わせ対応の丁寧さ
問い合わせへの丁寧さも、開発会社選びには欠かせない指標です。メールや電話での質問に対して、どれほど迅速かつ明確な回答を得られるかは、実際の開発プロセスにおけるコミュニケーション品質を計る指標となります。
丁寧な対応を心掛ける企業は顧客関係を重視し、長期的なパートナーシップ志向が強いと考えられます。質問意図を正しく汲み取り、専門用語や技術的背景を分かりやすく説明する姿勢は、プロジェクト進行中にも大きな安心感をもたらすでしょう。
【ポイント④】手厚いサポート体制
システム開発には予期せぬ問題がつきものです。こうしたトラブルに対して、いかに迅速かつ柔軟に対応できるかは、開発会社の実力を測る重要なポイントとなります。
サポート窓口が整備されているか、緊急時の連絡手段は明確か、トラブルシューティングや追加対応用のリソースは確保されているかなど、サポート体制を事前に確認しましょう。充実したサポートを提供する企業であれば、予期せぬ問題が起きてもスムーズに解決へ導き、プロジェクトを円滑に進めることができます。
【ポイント⑤】自社課題に応じた提案力
最後に、自社が抱える課題や達成すべきビジネス目標に対して、開発会社が的確な提案を行えるかどうかを見極めることが肝心です。
単なる開発の提供にとどまらず、顧客独自のニーズに合わせたカスタマイズや戦略的アドバイスを示す企業は、プロジェクトの価値を大幅に向上させます。技術的スキルに加え、業界特性やビジネスモデルへの深い理解を備えたパートナーは、長期的な成長に向けて強力な支援をもたらす存在となるでしょう。
※個人情報の入力なし
Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのCRM(顧客管理システム)開発支援を行っています。ノーコードでもフルスクラッチでも支援を行っているので、新規事業・システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。