Bubbleでできること/できないことを一覧表にまとめて、3分でわかるように徹底解説しています。
Bubbleはノーコード開発ツールの中でも、最も高度なアプリを作れるツールです。
しかし、「なんでもできる」というわけではありません。
この記事を読むことで、Bubbleで開発できる範囲を知ることができます。
「Bubbleでアプリを開発したい」という方から「ノーコード開発の発注を検討している」という方までぜひ最後までご覧ください!
こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersのつかさ(@tsukasa_hiraga)です。
- Bubbleで開発できることって何?
- 逆にできないことって何?
と疑問に思ったことはないでしょうか?
アプリ開発をする上では、ノーコードで対応できる範囲は知っておきたいものですよね。
さっそく結論ですが、Bubbleでできること/できないことは以下の通りです。
できること | できないこと |
---|---|
高度なWebアプリの開発 デザイン性の高いLPの制作 ネイティブアプリの開発 PWAの開発 レスポンシブデザインの実装 外部サービスとの連携 HTML/CSS,JavaScriptの実行 高度なセキュリティの設定 50%以上の開発コストの削減 | 表示速度が速いアプリの開発 SEOに強いアプリの開発 ゲーム系アプリの開発 複雑なアルゴリズムの開発 AWSクラウドサーバー以外での使用 HTML/CSS,JavaScript以外の実行 コードのエクスポート |
それぞれ順番に詳しく解説していきます。
目次は下記の通りです。
Bubbleでできること9つ

①高度なWebアプリの開発
Bubbleでは、コードを書かずにかなり高度なアプリも開発することが可能です。
ノーコード開発で最も汎用性の高いツールがBubbleで、一般的な機能において実装できないことはほとんどありません。
かなり複雑なアプリも開発できるゆえに「Bubbleでは何でもできる」という人もいるくらいです。
それほど高度なアプリを開発できます。
実際にBubbleで開発された高度なアプリを見てみたいという方は、【開発事例15選】Bubble(ノーコード)で作られたアプリまとめにて紹介していますので、そちらをご覧ください。

②デザイン性の高いLPの制作
アプリ開発だけでなくLPなどのWeb制作においても十分に利用することが可能です。
LPとは、ランディングページ(Landing Page)のことで、直訳すると「(訪問者が)初めに着地するページ」のことです。申し込みや問い合わせなどのアクションを誘導するために、商品・サービスの紹介を1ページほどでまとめたWebページのことを言います。
https://www.onemarketing.jp/knowledge/word/lpより引用
以下の動画を見てもらえると早いでしょう。
コードを書かずともデザインが良ければ、見た目に優れたWebサイトを作成できる良い例だと感じますね。
弊社が運営しているノーコードエンジニア育成スクール「ゼロイチ」のLPもBubbleで作成しています。

③ネイティブアプリの開発
BubbleはWebアプリのみしか開発できないと思われがちですが、実はネイティブアプリも開発可能です。
ネイティブアプリとは、スマートフォンやタブレットにGoogle PlayやAppleのApp Storeのようなアプリケーションストア経由でインストールして使用するアプリのことを指します。
https://www.elite-network.co.jp/dictionary/nativeapplication.htmlより引用
ただし、Bubbleはネイティブアプリに特化しているわけではないので、注意点もあります。
詳しくは、【事例付き】Bubbleでネイティブアプリを開発する3つの方法と注意点をご覧ください。

④PWAの開発
Bubbleで開発したWebアプリはPWA(Progressive Web Apps)にすることも可能です。
PWAとは、Progressive Web Appsの略称で、モバイルブラウザとネイティブアプリ(アプリストアからダウンロードして使用するアプリ)の利点を融合したWebアプリ(アプリのように振る舞う高速なWebサイト)のことを指します。
https://www.irep.co.jp/knowledge/glossary/detail/id=10227/より引用
PWAにすることで以下のメリットを得られます。
- ホーム画面にアイコンの追加
- ブラウザ表示のためインストール不要
- プッシュ通知機能の設置
Webアプリからネイティブアプリ、PWAまで開発できるのはBubbleの非常に大きい長所だと感じますね。
⑤レスポンシブデザインの実装
Bubbleではレスポンシブデザインによって、PC・タブレット・スマホすべての画面への対応が可能です。
レスポンシブデザインとは、Webサイトのデザインを「閲覧ユーザーが使用するデバイスの画面サイズに応じて表示を最適化するデザイン」を指します。
https://gmotech.jp/semlabo/seo/blog/responsive_design/より引用
そのため、ユーザーがどのデバイスを利用しようとも、すべてに対応できます。
⑥外部サービスとの連携
BubbleではAPI連携やブラグイン(拡張機能)が豊富であるため、多くの外部サービスと連携することが可能です。
外部サービス連携によって、以下の機能も再現できます。
- SNSログイン機能
- Googleアナリティクスの設定
- DeepLによる多言語対応
上記はほんの一部でしかありませんが、一般的に利用されているサービスのほとんどは連携可能です。
⑦HTML/CSS,JavaScriptの実行
Bubbleではコード無しで高度なアプリ開発できますが、HTML/CSS,JavaScriptのコードを書いて、さらに機能を実装することも可能です。
HTML/CSSやJavaScriptとは、Webサイトやアプリを開発する際に利用するプログラミング言語のことを指します。
HTML/CSS,JavaScriptを書くことで、以下のようなことが可能になります。
- 細かいデザインの配慮
- 本来は実装できない機能の開発
また、上級者の方はJavaScriptを用いて、自身でプラグイン(拡張機能)を開発することも可能です。
⑧高度なセキュリティの設定
「ノーコード開発ってセキュリティ面は大丈夫なの?」という質問をよくいただきますが、ノーコードでも高度なセキュリティ対策を講じることが可能です。
Bubbleではセキュリティ問題を重く見て、セキュリティ専用のページを公開しているため、安全性は非常に高いと言えます。
さらに詳しく、ノーコード開発のセキュリティの安全性について知りたい方は【実は安全】ノーコードのセキュリティって実際どうなの?にまとめていますので、ご参考ください。

⑨50%以上の開発コストの削減
新しくサービスをリリースする場合、従来のアプリ開発に比べてBubble開発では、
- 50%以上の開発費用の削減
- 50%以上の開発期間の短縮
を実現することが可能です。
Bubbleでは非常にスピーディーに開発できるため、経営者やスタートアップの方には大注目されていますね。
ノーコード開発で費用を削減できる理由については、ノーコード開発で費用を50%以上安くできるって本当?【結論:本当】にて詳しく解説していますので、そちらをご覧ください。

Bubbleでできないこと7つ

①表示速度が速いアプリの開発
Bubbleでアプリを開発すると、少しページの表示速度が遅くなってしまいます。
あくまで少し遅くなるだけであって、致命的に遅くなるというわけではありません。
なので「表示速度が高速なアプリは開発できない」という感じですね。
②SEOに強いアプリの開発
Bubbleで開発されたアプリは、SEOにはあまり強くありません。
SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略語で、とてもシンプルに言うと、検索エンジン(Googleなど)において、特定の検索ワードで自社のWebページの上位表示を目指すための施策を指します。
https://blog.hubspot.jp/what-is-seoより引用
しかし、以下の対策を講じることで対応可能です。
- リスティング広告を用いる
- LPをSEOに強いツールで作成する
- SEO以外から集客する
また、SEOには強くないとはいえ指名検索などでは上位表示されるので、このデメリットはあまり気にする必要はありません。
※指名検索とは「社名や商品名で検索すること」を指します。
③ゲーム系アプリの開発
BubbleはWebサービス開発に特化したツールであるため、ゲーム系アプリの開発はまったくできません。
ゲーム系アプリを開発する場合は、Buildboxというノーコードツールを利用するのがおすすめです。
④複雑なアルゴリズムの開発
Bubbleは、既に完成されたパーツを組み合わせて開発するため、複雑なアルゴリズム開発には向いていません。
※厳密に言うと、開発はできますが処理スピードが遅くなってしまいます。
複雑なアルゴリズムとは、主に以下のような機能を指します。
- Googleの検索アルゴリズム
- YouTubeの関連表示
- Amazonの「あなたへのおすすめ」
よってBubbleでは、シンプルなアルゴリズムを用いたアプリを開発するのがおすすめです。
また、複雑なアルゴリズムを開発したい場合は、ノーコード開発ではなくフルスクラッチ開発を行うのがよいでしょう。
フルスクラッチとは、ITの分野では既存のコードを一切使わずにゼロからソフトウェアを開発することを指します。
https://e-words.jp/w/フルスクラッチ.htmlより引用
⑤AWSクラウドサーバー以外での使用
BubbleはAWS(Amazon Web Services)クラウドサーバーを利用して、アプリを公開します。
そのため、プライベートサーバーやオンプレミスサーバーでの利用はできません。
⑥HTML/CSS,JavaScript以外の実行
HTML/CSS,JavaScript以外のプログラミング言語を実行することはできません。
C言語やPythonなどの他の言語を利用することはできないため、注意が必要です。
⑦ソースコードのエクスポート
Bubbleで開発したアプリは、ソースコードのエクスポートができません。
そのため、Bubbleで開発したアプリは、Bubble以外のプラットフォームでは動作させることができなくなっています。
まとめ:できないことを理解した上で利用することが重要
Bubbleのできること/できないことは以下の通りです。
できること | できないこと |
---|---|
高度なWebアプリの開発 デザイン性の高いLPの制作 ネイティブアプリの開発 PWAの開発 レスポンシブデザインの実装 外部サービスとの連携 HTML/CSS,JavaScriptの実行 高度なセキュリティの設定 50%以上の開発コストの削減 | 表示速度が速いアプリの開発 SEOに強いアプリの開発 ゲーム系アプリの開発 複雑なアルゴリズムの開発 AWSクラウドサーバー以外での使用 HTML/CSS,JavaScript以外の実行 コードのエクスポート |
Bubbleはノーコードツールの中で最も開発の幅が広いツールですが、なんでもできるわけではありません。
できないことを理解せずに利用すれば、損してしまうケースも考えられるので、その点には注意が必要です。
私たちのほうではノーコード開発の無料相談を行っているので、Bubble開発の発注を検討している方はぜひお気軽にご連絡ください。
弊社WalkersではWebを活用した集客から新規事業の構築、事業のご相談から予算の確保・活用まで幅広くサポートするノーコード開発を提供しております。