【早見表つき】アプリ開発にかかる期間・スケジュール、短縮する方法まで完全解説【2024年最新版】

この記事のまとめ

アプリの開発にかかる期間は、最低限の機能のみ実装する場合は 「1〜2ヶ月」、基本的な機能のみ実装する場合は「2〜3ヶ月」、複雑・細かな機能も実装する場合は「3〜6ヶ月」、非常に複雑な機能も実装する場合は「9ヶ月以上」です。

ノーコード開発では従来の開発よりも、1/2以上の開発期間を短縮できるため非常におすすめです。

本記事では、過去200社以上のプロジェクトに携わってきた弊社Walkers(ウォーカーズ)にご相談に来られたお客様の一例をもとに、アプリの開発期間から短縮する方法まで完全解説しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。

Walkersでは「開発ノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くノーコードによるシステム開発支援を行っています。⇒ノーコードによるシステム開発支援サービスの概要はこちら


本記事の内容は下記のYouTube動画でも解説しています。ぜひ併せてご覧ください。


執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード開発専門メディア「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

クリックできる目次

【重要】早くアプリをリリースしたい場合は「ノーコード開発」を推奨

従来の開発とノーコード開発の期間の比較
従来の開発とノーコード開発の期間内訳の例

ノーコード開発とは「プログラムを記述せずにWebサイトやアプリを作成できる画期的な開発手法」を指します。

ノーコードを活用してアプリを作成することで、以下の3つの利点があります。

  1. 開発期間を50%以上短縮
  2. 開発費用を50%以上削減
  3. 高度な機能を持つアプリの開発

ほとんどのアプリ(約80%)はノーコードツールを使って問題なく開発できるといわれています。
したがって、迅速かつ低コストでアプリを構築したい場合は、ノーコード開発の活用を検討することをおすすめします。

»関連記事:【完全解説】ノーコードとは?デメリットや限界、アプリ事例まで徹底解説!

【早見表つき】アプリの開発期間を一覧!

全体平均の開発期間

ノーコードフルスクラッチ
2〜4ヶ月4〜9ヶ月
※「フルスクラッチ」とは従来のコードによる開発のことを指します。

開発期間はアプリの目的や機能によっても大きく変動するため「目的別」と「種類別」に分類してさらに詳しく解説していきます。

目的別の開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月3〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜7ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜6ヶ月7〜9ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨9ヶ月以上

注意すべき点として、次のことが挙げられます。

  • フルスクラッチ開発は「最低限の機能のみ」「基本的な機能のみ」を実装する場合にはコスパが悪く非推奨
  • ノーコード開発では「非常に複雑な機能の実装」が難しいケースが多く非推奨

ただし、ノーコード開発において、一見非常に複雑に見える機能でも意外なほど簡単に実装できることがあります。そのため、ノーコードの専門家に相談し、実装が可能かどうかを判断することをおすすめします。

【早見表つき】アプリ種類別の開発期間・スケジュールを一覧!

アプリの種類ノーコードフルスクラッチ
マッチングアプリ2〜4ヶ月4〜8ヶ月
SNSアプリ2〜4ヶ月4〜7ヶ月
AIアプリ2〜4ヶ月5〜9ヶ月
予約管理アプリ2〜3ヶ月3〜6ヶ月
SaaS・業務システム2〜5ヶ月5〜9ヶ月
eラーニング・学習アプリ2〜3ヶ月4〜6ヶ月
チャットアプリ2〜3ヶ月4〜7ヶ月
CMS2〜3ヶ月4〜6ヶ月
ECサイト2〜4ヶ月5〜8ヶ月
※ 要件定義やデザインによって期間が変動することもあります。

それぞれのアプリの詳しい一覧表は以下の通りです。

①マッチングアプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月3〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜6ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜6ヶ月6〜9ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨9ヶ月以上

»関連記事:マッチングアプリ開発費用と期間の相場まとめ

②SNSアプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜6ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜6ヶ月6〜8ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨8ヶ月以上

»関連記事:SNSアプリ開発費用と期間の相場まとめ

③AIアプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜5ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月5〜7ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜6ヶ月7〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨10ヶ月以上

»関連記事:AIアプリ開発費用と期間の相場まとめ

④予約管理アプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜3ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月3〜5ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜5ヶ月5〜7ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨7ヶ月以上

»関連記事:予約システム開発費用と期間の相場まとめ

⑤SaaS・業務システムの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜5ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月5〜8ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜7ヶ月8〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨10ヶ月以上

»関連記事:SaaS開発費用と期間の相場まとめ

⑥eラーニング・学習アプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜5ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜5ヶ月5〜7ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨7ヶ月以上

»関連記事:学習アプリ開発費用と期間の相場まとめ

⑦チャットアプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜6ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜5ヶ月6〜8ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨8ヶ月以上

»関連記事:チャットアプリ開発費用と期間の相場まとめ

⑧CMSの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月2〜4ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜3ヶ月4〜5ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで3〜5ヶ月5〜6ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨6ヶ月以上

»関連記事:CMS開発費用と期間の相場まとめ

⑨ECアプリの開発期間

開発の目的ノーコードフルスクラッチ
最低限の機能のみ1〜2ヶ月4〜5ヶ月
※非推奨
基本的な機能のみ2〜4ヶ月5〜6ヶ月
※非推奨
複雑・細かな機能まで4〜6ヶ月6〜10ヶ月
非常に複雑な機能も実装※非推奨10ヶ月以上

»関連記事:ECアプリ開発費用と期間の相場まとめ

※個人情報の入力なし

アプリ開発の流れ・開発工程

アプリ開発の流れ・開発工程は以下の通りです。

①企画立案どのようなアプリを作りたいのか明確にする
②開発会社の選定相見積もりを行い最適な会社を見つける
③要件定義アプリに必要な機能や仕様を具体的に決める
④外部設計画面やデザインを詳細に決める
⑤内部設計アプリのシステム構造を決める
⑥開発機能の実装を行う
⑦テストエラーの修正を行う
⑧リリース準備App Storeなどのストア申請を行う
⑨リリースユーザーへアプリ提供を開始する
⑩保守・運用ユーザーの声をもとにバグ修正や機能追加を行う

さらに開発の流れについて詳しく知りたい方は、アプリ開発の10つの流れ/手順から格安で開発する方法まで完全解説にまとめていますので、そちらをご覧ください。

アプリの開発期間を短縮する3つの方法

アプリの開発期間を短縮するには以下の3つの方法があります。

  1. ノーコード開発を利用する
  2. Webアプリとして開発する
  3. 開発する機能を限定する

それぞれ詳しく解説していきます。

①ノーコード開発を利用する

従来の開発とノーコード開発の期間の比較
従来の開発とノーコード開発の期間内訳の例

何度もお伝えしていますが、最も効率的なのはノーコード開発の活用です。ノーコード開発を活用すれば、開発期間を1/2以上短縮することができます。

また開発期間の短縮により、製品の市場投入がはやくなり、競争優位に立つことも可能です。加えて、開発コストの大幅な削減にもつながります。

②Webアプリとして開発する

iOS/Androidに対応する場合とWebアプリとして運用する場合の費用比較
Webアプリにするだけで大幅にコスト削減

一般的に、「Webアプリ」とはSafariやGoogle ChromeなどのWebブラウザで利用できるものを指し、スマートフォンにインストールして使用するものは「ネイティブアプリ」と呼ばれています。

多くの企業様はネイティブアプリに関心を持たれますが、その中の80%以上が「Webアプリでも十分に機能を満たせる」と感じています。

Webアプリにすることで開発期間を数ヶ月ほど短縮できる場合もあるので、ぜひその方法も視野に入れていただければ幸いです。

③開発する機能を限定する

適切に機能を絞り込むことでアプリの価値を下げずに開発コスト削減が可能
適切に機能を絞り込むことで価値を下げずにコスト削減可能

1つの機能を実装する場合、ノーコード開発では数日から1週間程度で完了するのに対し、フルスクラッチ開発では1週間から数週間の期間が必要となります。

しかしあらかじめ必要な機能を絞り込むことで、顧客価値を損なうことなく、開発期間を大幅に短縮することが可能です。

以下の基準に基づいて、必要な機能を選定することをおすすめします。

  • 必須の機能
  • あると便利な機能
  • 将来的に追加したい機能
  • 不要な機能

※個人情報の入力なし

アプリ開発会社を選ぶ際に重視すべき5つのポイント

アプリ開発会社を選ぶ際は、以下5つのポイントを意識しましょう。

  1. 過去の実績が信頼できるか
  2. ブログ、SNS、YouTubeで有用な情報を発信しているか
  3. 問い合わせ時の対応が丁寧か
  4. サポート体制が充実しているか
  5. 自社の事業や課題に基づいた提案をしてくれるか

【ポイント①】過去の実績が信頼できるか

【ポイント①】信頼できる実績があるか

アプリ開発会社を選ぶ際は、過去の実績を綿密に確認することが非常に重要です。

近年、アプリの「ユーザー体験」や「デザイン」の差別化が競争力の鍵となっています。そのため、技術力の低い会社に依頼すると、ユーザーの期待に応えるアプリの開発が困難になり、プロジェクトの成功につながりにくくなります。

信頼性が高く、豊富な実績を有する会社を選ぶことで、高品質なアプリの提供が期待できます。ユーザー視点に立ったアプリ開発能力は、開発会社選定の重要な判断基準となります。

開発会社の実績や評価を丁寧に確認し、ユーザー体験を重視した開発力のある企業を選ぶことが、成功につながるアプリ開発の鍵になります。

【ポイント②】ブログ、SNS、YouTube等で有用な情報を提供しているか

【ポイント②】ブログやSNS、YouTubeで有益な発信がされているか

アプリ開発会社を選ぶ際は、その企業がアプリ開発に関する情報を積極的に発信しているかを確認することが重要です。

私の経験では、有益な情報を提供している企業のサービスを利用すると、問題が発生する頻度が比較的低い傾向にあります。

発信されている情報の内容を確認し、「この企業なら信頼できる」「私たちの事業に適している」と感じた場合は、その企業に問い合わせてみることをおすすめします。

情報発信の積極性や内容は、開発会社の技術力や信頼性を示す重要な指標となります。情報発信に着目しながら、自社のニーズに合った開発パートナーを見極めることが、アプリ開発の成功につながるでしょう。

【ポイント③】問い合わせ時の対応が親切か

【ポイント③】問い合わせた際の対応が丁寧か

アプリ開発をスムーズに進めるには、顧客からの質問に丁寧に対応し、ニーズを十分にヒアリングする企業を選ぶことが重要です。

アプリ開発は綿密なコミュニケーションを伴う共同作業であり、コミュニケーション不足は深刻な問題につながる可能性があります。

そのため、企業に最初に問い合わせた際の対応の丁寧さや、スムーズなコミュニケーションが取れるかどうかを確認することが非常に重要です。顧客のニーズを十分に理解し、丁寧な対応ができる開発企業を選ぶことで、アプリ開発の進捗をスムーズに保つことができるでしょう。

【ポイント④】サポート体制が整っているか

【ポイント④】サポート体制は十分か

アプリ開発会社を選ぶ際は、提供されるサポート体制の詳細を丁寧に確認することが重要です。

アプリ開発においては、様々な問題が発生する可能性があります。そのような場合でも、充実したサポート体制があれば、迅速かつ適切に対応することができます。

アプリ開発プロジェクトでは、予期せぬトラブルが避けられないのが実情です。そのため、自社に必要な支援内容を事前に把握し、トラブル発生時の対応力が高い開発会社を選ぶことが大切です。

【ポイント⑤】自社の事業や課題に基づいた提案を行ってくれるか

【ポイント⑤】自社特有の課題を踏まえて提案してくれるか

サービス開発を成功させるには、自社の具体的な課題に対して適切な提案を行ってくれる企業を選ぶことが非常に重要です。

単にサービスを開発するだけでは、市場のニーズに適合しない不十分な製品になってしまう可能性があります。

したがって、開発のみならず、サービスのアイデア段階でも協力してくれる企業を選ぶことが望ましいでしょう。

※個人情報の入力なし


Walkersでは成果が実証されたノウハウをもとに、事業を成功に導くためのシステム開発支援を行っています。ノーコードでも従来のコード開発でも支援を行っているので、システム開発でお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。

システム開発支援サービスの概要はこちら>>

Walkersに無料で相談する>>

クリックできる目次