【2023年最新】ノーコードは流行る?市場規模について徹底解説!

こんにちは。ノーコード専門の開発会社Walkersです。

2024年までに世界のアプリの65%がノーコード・ローコード開発によって生み出されるだろう

これはアメリカの大手ITメディアであるGartnerが発言したものです。

その一方で、最近は「ノーコードはあまり普及しない」「コードを書くには遠く及ばない」など様々な憶測が飛びかっており、どの情報が本当なのか確かめるのが難しくなっています。

しかし、このような疑問は「市場規模」を理解することによって予測することが可能です。

そこで今回は、ノーコード開発の市場規模について以下の内容を解説します。

この記事の内容
  • 現在のノーコード開発の市場規模
  • 今後の市場規模の拡大予測
  • 各ノーコードツールの資金調達の状況
  • 【結論】今後ノーコード開発が主流になるのは間違いなさそう

この記事を読むことで、今後のノーコード開発の動向を把握することができますので、ぜひ最後までご覧ください。

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執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
「Walkersメディア」編集長。
ノーコードの電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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ノーコード/ローコード開発の市場規模

この章では、信頼性のある市場調査メディアの情報を参考にして、ノーコード/ローコード開発の市場規模を確認していきます。

2020年度の市場規模は515億8000万円と前年度比24.3%増

アイ・ティ・アール(ITR)によると、2020年度のノーコード/ローコード開発市場の売上金額は515億8000万円となり、前年度に比べて24.3%の市場規模の拡大が確認されました。

2019年と2020年のノーコード/ローコード開発の市場規模に関するグラフ
出典:アイ・ティ・アール(ITR)

前年度に比べて大きく市場規模が拡大していることから、ノーコード開発の注目度がさらに向上していることが伺えますね。

※市場調査には時間が非常にかかるため、2022年3月現在で2020年度の市場規模が算出されています。

2025年度には市場規模が約3倍の1500億円を超える可能性

さらにアイ・ティ・アール(ITR)では、2025年度までは以下のようにノーコード/ローコード開発市場が成長するであろうと予測しています。

2019〜2025年までのノーコード/ローコード開発の市場規模の予測グラフ
出典:アイ・ティ・アール(ITR)

2023年度には現在の約2倍である1,000億円を超え2025年度には現在の約3倍である1,500億円を超える見通しとなっています。

世界的に見ても市場規模は拡大し続けている

他にも海外の文献などを見てみると、

SiliconANGLEでは、ノーコード/ローコード開発の市場規模自体が2026年まで毎年44%上がり続けるとの予測が出ています。

Gartnerでは、2023年には2019年の市場規模の2.2倍である203億ドル(約2兆2000億円)に拡大すると予測されているなど、世界の市場規模も同様の上昇傾向が見られます。

2019年〜2023年までのノーコード/ローコード開発の市場規模の予測グラフ
出典:日本経済新聞

資金調達の側面から見る市場規模の拡大

ノーコード/ローコード開発の市場規模を見るためには「どれだけ資金調達が行われているのか」という点でも、今後どのようなツールが伸びてくるのか大まかに予想することができます。

「資金調達が行われている業界=成長が期待されている」ということなので、世界のお金の流れは非常に参考になるんですよね。

ここでは、日本でも利用されているノーコードツールに絞って、資金調達の状況を解説していきます。

STUDIO(3.5億円の資金調達)

STUDIOの資金調達の画像
出典:PR times

STUDIOスタジオは、日本生まれのデザイン製の高いサイトを作成できるノーコードツールになります。

STUDIOでは2022年1月19日に約3.5億円のシリーズAの資金調達が行われていました。

シリーズAとは成長が期待されている段階で行われる資金調達となっているため、投資家からも今後の成長に期待されているということが分かります。

Webflow(約170億円の資金調達)

Webflowのホームページの画像
出典:Webflow

Webflowウェブフローは、Webサイトを作成できコードで編集することもできるノーコード/ローコードツールになります。

Webflowでは、2021年の1月に約1億4000万ドル(約170億円)のシリーズAの資金調達を行いました。

世界規模での資金調達なので、STUDIOよりも額がすごいことになっていますね。。。

Bubble(約120億円の資金調達)

Bubbleのホームページの画像
出典:Bubble

Bubbleバブルとは、ノーコードアプリ開発ツールの中でも最も汎用性が高いと言われているツールです。

Bubbleでは2021年7月に約1億ドル(約120億円)のシリーズAの資金調達が行われました。

さらにこの月には世界でのユーザー数が100万人を突破しており、2021年の収益はこれまでの3倍に増加しています。

Notion(約300億円の資金調達)

Notionのホームページの画像
出典:Notion

Notionノーションは、タスク・プロジェクト管理、ドキュメント・メモの作成、データベースなどの機能をすべて1つでできてしまう情報一元管理ツールになります。

2021年10月から日本語版が公開されましたが、その際には2億7500万ドル(約300億円)の資金調達が行われていました。

300億円の資金調達はすごすぎますね。。。

やっぱり世界的に見てもノーコードは非常に注目されているみたいです。

まとめ:今後ノーコード開発が主流になることは間違いなさそう

以下、ノーコード/ローコード開発の市場規模についての簡単なまとめになります。

この記事のまとめ
  • 2020年度の市場規模は515億8000万円で前年度に比べて24.3%上がっている
  • 市場規模は2023年度には現在の約2倍に、2025年度には約3倍になる見通し
  • 市場規模は1年ごとに20%〜40%前後ずつ成長していく見通し
  • ノーコードツールには多く資金調達がなされており、投資家からも注目されている
  • 世界的に見ても、ノーコード業界の市場規模は大幅に成長中

ノーコードに関して様々な意見が飛び交っていますが、これらのデータから見て、今後はノーコード開発が主流になっていくことは間違いないと言ってもよいでしょう。

ノーコード開発を導入すると「圧倒的なコスト削減」「業務効率化」「サービスの高速の改善」が可能になるので、当然の結果かもしれませんね。

あなたもこの機会にノーコード開発の導入を検討してみてはいかがでしょうか?

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