1ヶ月半で会員数が200人弱にまで達し、主軸事業に。開発依頼の決め手は「ビジネス理解の深さ」だった。

UPSTA Japan(アプスタジャパン)合同会社は、BtoB企業の営業支援事業を主軸とする企業です。同社が、2025年4月上旬にリリースしたビジネスマッチングサービス「ApoLink(アポリンク)」は、ニーズのある顧客からダイレクトにアポイントを獲得できるサービスとして注目を集めています。

Walkersが開発を担当し、リリースからわずか1ヶ月半で会員数は200人弱を達成し、同社の主軸事業となりつつあります。

UPSTA Japan合同会社・代表執行役員CEOの菅野 正悟さんに、システム開発の経緯や成果について詳しくお話を伺いました。

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開発の知見はゼロ。ビジョンを形にするパートナーを求めていた

– 今回開発した「ApoLink」は、どのような背景から生まれたのでしょうか?

菅野:営業代行事業をするなかで、「いくら良いサービスであったとしても、全く価値を感じない方に提案したところで、体験価値が上がるわけがない」と気がついたんです。

「ApoLink」は、ニーズのある顧客に対して、求められているサービスをダイレクトに届けるマッチングサービスです。

精度の高いマッチングをすることで、取りたいアポイントがダイレクトに獲得できます。また、1アポイントあたりの獲得単価は2万〜5万円が相場のところ、4,000円〜1万円と大幅におさえています。

– Walkersに依頼をする前は、どのような課題をお持ちだったのでしょうか?

菅野:当社に開発できる能力やITの知見がなかったことです。つくりたいサービスのビジョンは明確にあるものの、それを形にしていただける会社と出会えるのかが、大きな壁でした。

またシステム開発の依頼が初めてだったので、提示された費用や納期などが妥当かどうかを見極められるのかも不安でした。

– Walkersにご依頼いただいた決め手は何ですか?

菅野:ビジネスへの理解の深さです。費用感をなるべく抑えて開発できる会社を探してネット検索をするなかで、Walkersさんのサイトを見つけました。サイトのデザインやテキストなど、非常に良くできていて、興味を持ち打ち合わせをお願いしました。

お話ししてみると、代表も担当の渡辺さんもビジネスをよく理解していて、正直なところ驚きました。エンジニアは開発のプロである一方、ビジネスにあまりフォーカスしていないというイメージがあったんです。ビジョンをキャッチアップし、具体的なシステムに落とし込む力が非常に優れている点に魅力を感じ、その場で依頼を決めました。

Walkersでは開発に限らずビジネス全体の支援を行っている

心配していた費用や納期についても、明確な根拠をご説明いただけたので、完全に不安が払拭されました。最初から最後まで誠実に対応いただき、開発が進むにつれ信頼感が増していったのを覚えています。

日程調整と決済を一体化。画期的なシステムでビジョンを実現

– 具体的にどのようなシステムを希望されていたのか教えてください。

菅野:日程調整機能と決済機能が一体化しているシステムです。私の知る限り、日程調整と決済が同時にできる同様のサービスは、これまでありませんでした。

実現できたのは、Walkersさんがシームレスに設計してくださったおかげです。「お金を払えば提示されたアポイントが取れる仕組み」というわかりやすさが重要ですし、ビジョンともリンクしている部分なので、実現できて本当に良かったです。直感的に操作できることで、アポイントの取りこぼしも少なくなっています。

日程調整機能と決済機能が一体化している

―プロジェクトを進めるなかで、特に印象に残っているエピソードを教えてください。

菅野:開発途中で、マッチング機能を前倒しで入れるという大きな方針転換をしたことです。もともとは、アポイントを受ける側の企業様が、営業を一括で受け付ける管理ツールとして広げていき、ある程度浸透してから、会員制のマッチングサービスにする想定でした。ですが、テストマーケティングでは、マッチング機能へのリアクションが圧倒的に良かったんです。結果を受け、最初からマッチング機能を入れ、リリースすることにしました。

システムの中身は変わらないものの、LPの部分が大きく変わるので、スケジュール変更も視野に入れていました。ですが、スピーディーに対応いただき、無事に当初の予定通り完成しました。柔軟に対応いただいたおかげで、スケジュール通りにリリースでき、本当に嬉しかったですね。

ApoLinkのLP

あとはリリース直前のタイミングで、緊急対応していただいたのも印象に残っています。夜中に連絡したので「さすがに、明日の対応になるだろうな」と思っていましたが、社長自らすぐに対応してくれました。普段からレスポンスや対応が早いと感じていましたが、本当に心強かったです。

細かいことですが、当社で使用しているGoogleチャットで対応いただけたのも助かりました。使い慣れているツールでやり取りできるので、コミュニケーションもスムーズに進められました。

1ヶ月半で200人弱の会員を獲得。思い描いていた価値提供ができている

– リリース後に、成果を感じているポイントを教えてください。

菅野:2024年4月上旬にリリースしてから1ヶ月半くらい経ちましたが、会員様は200人弱にまで達しました。

想定通りの成果は出つつも、さらに成長の余地があると感じています。理想的なスタートを切れ、もともと運営していた営業支援事業よりも、ApoLinkを主軸にできるほどの手ごたえを感じていますね。

―ユーザーの反応はいかがでしょうか?

菅野:「日程調整と決済が同時にできる点が素晴らしい」「画面がわかりやすい」といったお声をいただいています。システムの使い方についてのお問い合わせはほとんどなく、非常に良いプロダクトに仕上がったと感じています。

私自身も画面のデザインや操作性がすごく気に入っているのですが、ほとんど担当の渡辺さんのアイデアなんです。色など細部はお願いしましたが、本当に理想通りのものになったと思います。

直感的に操作可能なデザインを採用

また「導入して1回目の商談で、200万円の契約が決まりました」という報告もいただいています。私たちのビジョンは間違っていなかったと確信できましたし、何よりも価値提供ができていることが嬉しいですね。

カスタマイズ性の高いシステムを武器に、「営業職がいらない世界」を目指す

– 今後、ApoLinkをどのように発展させていきたいかお聞かせください。

菅野:次のステップでは、現在使っている外部ツールを当社独自のものに置き換えていきたいですね。全て自社のシステムで完結させることで、よりシームレスにご利用いただけます。自分たちでコントロールできる部分が増える分、サービスを強化できるのもメリットです。

Walkersさんから、サービスのフェーズごとにブラッシュアップ案をご提案いただいているので、次に取るべきアクションは明確です。機能の追加や改修がしやすいシステムを組んでいただいているので、サービスの成長に合わせ、最適なシステムにブラッシュアップしていけると考えています。

将来的な目標として、ApoLinkが普及していくことで、「営業職がいらない世界」をつくりたいです。いくら優秀な営業でも、売れない商品は売れません。ニーズがある商品を必要としている方に届けられる世界をつくれば、企業の営業コストは大幅に削減できます。

営業支援会社なのに「営業職がいらない世界」を目指すというのは、一見、矛盾しているように思われるかもしれません。しかし、営業コストを削減することで、サービス開発など本質的な価値提供に集中できるようになると考えています。

–最後に、 Walkersの開発はどのような会社におすすめでしょうか?

菅野:特にベンチャー企業など、初めて開発を依頼する場合に最適です。「やりたいことはあるけど、どのようなシステムにすればわからない」といった場合も、ビジネスの視点から必要な要件を洗い出し、適切なシステムに落とし込んでもらえます。

開発力と高いビジネスリテラシーのどちらも兼ね備えているシステム開発会社は、そう多くはないと思います。これからも長くお付き合いして、一緒にApoLinkを育てていきたいです。


UPSTA Japan合同会社様のプロダクト開発に携わり、ご満足のお言葉を頂戴できましたことを心より嬉しく存じます。
Walkersは今後も開発にとどまらず、お客様が抱える課題を的確に解決し、期待を超えるサービスをご提供してまいります。

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