NotebookLM(ノートブック エルエム)とは「Googleが提供しているAIによる情報整理ツール」です。様々な形式の文書のアップロード、AIによる解析・要約・質疑応答、ノートブックの作成と共有などの機能を有しているにも関わらず、無料で利用可能できます。読書効率化、医学論文レビュー、補助金申請、法律・契約対応、FAQボットなど様々な用途で活用されています。
近年、AI技術の進化により、リサーチ業務も大きく変わりつつあります。その中で注目されているのが、「NotebookLM(ノートブック エルエム)」です。この記事では、NotebookLMの特徴や料金プラン、使い方について詳しく解説します。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。⇒AI導入支援サービスの概要はこちら
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
NotebookLM(ノートブック エルエム)とは?
NotebookLM(ノートブック エルエム)とは、Googleによって開発された「AIによる情報整理ツール」です。
このツールは、さまざまな形式の文書のアップロード、AIによる解析・要約・質疑応答、メモの作成と共有など、多彩な機能を備えています。
例えば、膨大なデータから必要な情報を迅速に検索したり、複雑なデータをわかりやすく整理したりすることができます。また、自然言語処理技術を駆使して、テキストデータの解析や要約も行うことができます。
NotebookLMの4つの特徴
NotebookLMの主な特徴は、強力な情報検索機能、自然言語処理技術の活用、カスタマイズ可能なレポート生成、そして直感的な操作性です。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
【特徴①】文書のアップロードと解析
NotebookLMでは、Googleドライブ、PDF、テキストファイル、WebサイトのURLなど、様々な形式の文書をアップロードすることができます。
Googleの最新AI言語モデルである「Gemini 1.5 Pro」を搭載しているため、アップロードされた文書はAIによって解析され、重要なポイントが抽出されます。
【特徴②】AIによる自動要約と補足説明
ユーザーは、アップロードされた文書の内容に基づいた要約や補足説明をAIから得ることができます。例えば、大量のドキュメントを読み込ませると、NotebookLMが自動的に重要な情報を抽出し、要約を生成します。これにより、膨大な情報を短時間で把握することが可能です。
表示結果には引用元が記載されているため、事実確認も容易です
【特徴③】質問応答機能
アップロードされたドキュメントに基づいて、ユーザーはAIに対して質問をすることができます。AIはドキュメント内の情報を元にして、適切な回答を提供します。
最も関連性の高い引用元を用いて応答するため、精度の高い情報を得ることが可能です。この機能により、ユーザーは膨大な時間と労力を節約でき、より重要な業務に集中することができます。
【特徴④】ノートブックの作成と共有
NotebookLMで作成したノートブックは、他の人と簡単に共有することができます。
Googleが提供しているためドキュメントやスプレッドシートと同様の方法で、リンク生成やメールで送信できます。
NotebookLMの料金プラン
具体的には以下のような状況です。
- 早期テスト段階にあるため、現在は料金が発生しない
- 基本的な機能が利用可能だが、利用できるドキュメントの数や質問回数が制限される可能性がある
なので現時点ではNotebookLMの機能を試してみるには良い機会だと言えます。ただし、アップデートが進むにつれて将来的に有料化される可能性もあるので、その点は留意しておく必要があります。
NotebookLMの使い方
【使い方①】アカウント開設とログイン
Googleアカウントでログインすると、必要な情報の入力などをすることなくアカウント開設が完了し、自動的にログイン後のホーム画面に移動します。
ホーム画面にはチュートリアルとして、ノートブックの例がいくつか用意されているので見てみるのも良いでしょう。
【使い方②】ノートブックの作成
ここでは、「ウェブページのURL」を選択し、NotebookLMの公式サイトのURLを入力して進めます。
NotebookLMでできること・活用事例5選
ここでは、NotebookLMでできること・活用事例を5つ紹介していきます。
さらに多くの事例を知りたい方は、【随時更新】NotebookLMでできること・活用事例まとめをご覧ください。
【事例①】本のPDFをアップロードし読書効率化
NotebookLMで最も衝撃だった使い方です。私も実践していますが、本当に革命的に読書が捗るようになりました。
新しく発表になった、GoogleのAIサービスである「Notebook」を使っているんですが、
— けんすう – きせかえNFTの「sloth」 (@kensuu) June 7, 2024
– 本のPDFをアップロードする
– すると中身が全部左側に出てくる
– AIに色々質問ができる
– 答えに出てきた部分を左側で読める
– 回答をピン留めするとメモとして保存できる。メモを自分で書くこともできる… pic.twitter.com/ogaUG4bYvB
【事例②】医学論文レビューの効率化
論文のような膨大なページ数の資料を読む必要のある方は、NotebookLMは必須と言っても過言ではありません。
話題のGoogleのNotebookLMを活用することで、複数の医学研究論文を効率的にレビューし、構造化データとして整理することが可能に!以下のような表が簡単に手に入ります。
— 限界助教|ChatGPT/Claudeで論文作成と科研費申請 (@genkAIjokyo) June 9, 2024
これにより、研究者は膨大な時間と労力を節約でき、より効率的に研究を進めていくことが可能になります… pic.twitter.com/cYAEiByyIv
【事例③】補助金・助成金申請の効率化
弊社では補助金申請支援も行っているのですが、本当に効率化できました。非常に便利な使い方です。
NotebookLMがかなりヤバい。GPTsよりも個人的に凄いと思ってる。補助金、助成金の作業者は爆速で理解度上がります。
— 社労士&診断士を繋ぐ渋谷の社労士 タナアミ (@tana_shroushi) June 9, 2024
・無料でGemini Pro1.5が使える。
・PDFを一瞬で読んでくれる。
・補助金の資料を読み込ませて、質問形式でメモを作る。 pic.twitter.com/PbXCmM65na
【事例④】法律・契約について回答するチャットボット
法律や契約に関して事前にNotebookLMに入れておくことで、トラブルが起きた時でも冷静に対処できるようになります。私も原状回復時にトラブルにあったことがあるので、もっと早くに使いたかったです。
NotebookLMを使えば、賃貸退去時の不当請求を手軽に完封できるかも。
— オオギ|SHIFT AI|ライター・ディレクター (@chatgpt_liberty) June 7, 2024
使い方は、NotebookLMに「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」のPDFを提供して質問するだけ。
国のガイドラインなので、これをもとに反論すれば多くの業者は折れます。
さらば悪徳業者。 pic.twitter.com/ItxWS0jyy4
【事例⑤】ワンクリックでFAQボットの作成
NotebookLMほど簡単にFAQボットを作成できるツールはありません。それほど簡単にボットを作成できます。
【NotebookLMでワンクリックでFAQbot完成!!】
— shimayuz@AIクリエイター&ChatGPT講師 (@Shimayus) June 6, 2024
Google Geminiの新たなAIツール、Notebook LMが日本語対応に!!
Google drive内のデータや、ローカルのPDFにアクセスして、一瞬でFAQ botが完成!!
まじで、早いし簡単。
試しに、職場の勤怠管理のマニュアルPDFを入れたらGemini版のFAQが完成。… pic.twitter.com/POzH5RifsH
»関連記事:【随時更新】NotebookLMでできること・活用事例まとめ
NotebookLMの解説は以上です。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。