Manus(マヌス)とは「指示を受けた後に自律的にタスクを遂行できる高い自律性を持ち、複数の専門エージェントが協調して動作するマルチエージェント構造を採用したAIエージェント」です。高度なWeb検索機能や開発者向けの自動化機能を備えており、従来の対話型AIとは異なる使い方ができます。現在はベータ版として一部ユーザーに公開されており、招待コードを入力するかウェイトリストに登録することで、利用することができます。
この記事では、AIエージェント「Manus(マヌス)」について詳しく解説します。Manusの特徴や料金プラン、具体的な使い方まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。⇒AI導入支援サービスの概要はこちら

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
Manus(マヌス)とは?

Manus(マヌス)とは、「2025年3月に中国で公開された汎用AIエージェント」です。
自律性と高度な問題解決能力が公開直後から大きな注目を集めています。従来のChatGPTのような対話型AIとは異なり、人間の指示を待たずに自ら思考・計画してタスクを実行できるよう設計されており 、まるで人間のように最小限の入力で独立して業務をこなしてくれる存在です 。
このような特徴から、リサーチやデータ整理など手間のかかる作業をAIに任せて効率化したいビジネスパーソンや、チャットボット以上の高度なAI活用を求めるユーザーに向いているAIサービスです。
Manusの4つの特徴

【特徴①】完全自律型のタスク実行能力がある

Manus最大の特徴は、初めの指示だけで後は自律的にタスクを遂行することです。
クラウド上で動作し、ユーザーが離席中でも処理を継続するため、一度ゴールを設定すれば逐一追加のプロンプトを与える必要はありません。繰り返し指示を出したり付き添ったりする必要がないため、複雑なタスクも人手を介さず最後までやり遂げる高い自律性がManusの大きな特徴となっています。
【特徴②】高度な問題解決力がある

Manusは単一のAIモデルではなく、複数の専門エージェントが連携するマルチエージェント構造を採用しています。
中心にいる「実行者(Executor)」エージェントが全体を統括し、各サブエージェントが情報収集・分析・創作など役割分担して動作することで、マルチステップの課題でも途中で行き詰まることなくやり遂げます。
この並列的な協調作業により、人間では煩雑な複数工程のタスクを同時並行的に処理できる点が特徴です。
【特徴③】高度な情報収集能力がある

Manusは、ChatGPTのDeepResearchのような、高度なWeb検索機能が搭載されています。そのため、最新のデータをもとにした回答を得ることが可能です。
また、Manusが出力する文書の最後には出典が明記されるため、ファクトチェックを行う際のコストを大幅に削減することが可能になります。
【特徴④】開発者向けの機能が充実している

特徴4:開発者向け機能の充実
Manusではターミナル操作が可能で、Linuxコマンドやシェルスクリプトを直接実行することで、バックエンド処理やサーバー管理を効率化することができます。さらに、HTML、CSS、JavaScriptなどを生成して、Webサイトをローカル環境に公開することも可能です。
加えて、Visual Studio Codeの操作も自動化されており、プラグインの導入やコード整形、デバッグ実行をスムーズに進められます。これにより、開発現場における作業効率が大幅に向上し、技術者の負担を軽減します。
Manusの料金プラン
Manusは、現在一般向けに公開されておらず、一部のユーザーにベータ版として公開されている状況です。
そのため、正式な料金プランは発表されていません。
ですが、一部のユーザー向けに公開されているベータ版では、利用制限がありますが無料で利用することができます。
ベータ版利用時の利用可能回数は、ホーム画面左下の表示にて確認することができます。今後1ユーザーあたりの利用可能回数は変動する可能性もあるため、利用前に残りの利用回数を確認するようにしましょう。

Manusの使い方
Manusは現在一般公開されておらず、一部の方にのみベータ版が公開されています。
この記事では、ベータ版の利用方法を解説します。

公式サイトにアクセスし、画面上の「始める」または「Manusを試す」をクリックします。

画面上の「ウェイトリストに参加する」というボタンをクリックし、ウェイトリストの登録画面に移動します。
もしManusの招待コードが手元にある方は、招待コードを入力し、「開始する」というボタンをクリックし、アカウント登録を完了させます。

画面に従い、「メールアドレス」や「Manusで行いたい作業」などの必要事項を入力します。
全ての必要事項を入力したら「リクエストを送信」というボタンをクリックし、ウェイトリストへの登録を完了させます。

ウェイトリストの登録が完了すると、Manus側で順次審査などが行われ、利用が認められた方には上記のようなメールが届きます。
メールが届いたら「Try Manus」というボタンを選択し、Manusのアカウントを作成します。

画面中央付近にある「Manusに取り組むタスクを与えてください…」というテキストボックスからメッセージを送るとManusを実際に利用することができます。
Manusのベータ版は無料で利用できますが、利用回数の制限があります。
画面左下に「⭐︎3」のように残りの利用可能回数が表示されるため、頻繁にManusを利用する方は使い過ぎに注意をしましょう。
AIエージェント「Manus(マヌス)」の解説は以上です。この情報がManusへの理解を深める助けになれば幸いです。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。