AI開発ツールDify(ディファイ)の料金プランを徹底解説!

本記事では、AI開発ツールDifyの料金プランについて、一覧表にまとめながらわかりやすく解説します。
この記事を読むだけで、Difyの料金は完全に理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。

その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

クリックできる目次

Difyの4つの料金プランを「一覧表」で紹介!

SANDBOX
無料
PROFESSIONAL
$49/月(年契約)
$59/月(月契約)
TEAM
$133/月(年契約)
$159/月(月契約)
ENTERPRISE
要問い合わせ
メッセージクレジット200件5,000件/月10,000件/月無制限
AI言語モデルプロバイダーOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/ReplicateOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/ReplicateOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/ReplicateOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicate
チームメンバー1人3人無制限無制限
開発できるアプリの数10個50個無制限無制限
ベクトルストレージ5MB200MB1GB無制限
ドキュメントのアップロード上限505001,000無制限
ドキュメントの一括アップロード
メッセージリクエスト数500件/日無制限無制限無制限
注釈返信の制限10回2,000回5,000回無制限
ログ履歴15日間無制限無制限無制限
カスタムツール数利用不可10個無制限無制限
Webアプリのロゴ変更
LLMの負荷分散
企業向けの高度な機能
サポートコミュニティフォーラムメールサポート優先メール&チャットサポート専用のSlackチャンネル、電話、メールによるサポート&導入支援
おすすめの用途試しに触ってみたい方ビジネスで本格的に利用したい方組織で本格的に利用したい方企業全体で導入したい方
※2024年6月16日時点

※出典:【Dify公式】Difyの料金プラン

料金プランの各項目について徹底解説!

メッセージクレジット

プラン内容
SANDBOX200件
PROFESSIONAL5,000件/月
TEAM10,000件/月
ENTERPRISE無制限

メッセージクレジットは応答できる回数のことを示しており、以下のように計算できます。

  • GPT3.5-turbo (デフォルト) を使用した場合:1つのAI応答ごとに1メッセージクレジット
  • GPT-4を使用した場合:1つのAI応答ごとに20メッセージクレジット

つまり無料プランでは、デフォルトで200応答まで、GPT-4の場合は10応答まで、であれば課金なく使用可能です

また、設定によってチャットボットが使用するAI言語モデルは変更できます。

②AI言語モデルプロバイダー

プラン内容
SANDBOXOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicate
PROFESSIONALOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicate
TEAMOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicate
ENTERPRISEOpenAI/Anthropic/Llama2/Azure OpenAI/Hugging Face/Replicate

どのプランでも使用できるAI言語モデルプロバイダーは変わりません。

③チームメンバー

プラン内容
SANDBOX1人
PROFESSIONAL3人
TEAM無制限
ENTERPRISE無制限

チームプラン以上で無制限となるため、開発チームを作ってDifyを利用していきたいという方にはTEAMプラン以上がおすすめです。

④開発できるアプリの数

プラン内容
SANDBOX10個
PROFESSIONAL50個
TEAM無制限
ENTERPRISE無制限

無料プランでも10個までアプリを開発できるため、実際に開発した後にプランを切り替えるとよいでしょう。

⑤ベクトルストレージ

プラン内容
SANDBOX5MB
PROFESSIONAL200MB
TEAM1GB
ENTERPRISE無制限

ベクトルストレージとは、言語モデルがデータを理解するために使うメモリストレージのことです。

これはAPIやNotionを通じてアップロードやインポートしたデータのサイズとは異なり、ファイル内のプレーンテキストの量に基づいて計算されます。

例えば、10MBのPDFファイルを抽出した場合、ベクトルストレージの使用量は約1MBになります。

⑥ドキュメントのアップロード上限

プラン内容
SANDBOX50
PROFESSIONAL500
TEAM1,000
ENTERPRISE無制限

Difyにデータを送るためのドキュメントのアップロード上限ですが、ドキュメントをできる限りコンパクトにまとめることで、アップロード数は節約可能です。

⑦ドキュメントの一括アップロード

プラン内容
SANDBOX
PROFESSIONAL
TEAM
ENTERPRISE

無料プランでは一括アップロードできないため、少し不便です。膨大な量のデータを組み込ませたアプリを作りたい方は、有料プランの方が効率的に開発できます。

⑧メッセージリクエスト数

プラン内容
SANDBOX500件/日
PROFESSIONAL無制限
TEAM無制限
ENTERPRISE無制限

メッセージリクエストとは、Difyで開発したアプリの中でAPIが呼び出される回数のことを指します。

API呼び出しやWebアプリのセッション中に生成されたすべてのメッセージが含まれて計算されます。

⑨注釈返信の制限

プラン内容
SANDBOX10回
PROFESSIONAL2,000回
TEAM5,000回
ENTERPRISE無制限

注釈返信とは、Difyで開発したチャットボットの返信をカスタマイズできる機能のことを指します。

この機能はチャットボットの精度を向上させたい人向けの機能であるため、本格的にDifyを活用していきたい方は積極的に活用できる有料プラン以上が好ましいでしょう。

⑩ログ履歴

プラン内容
SANDBOX15日間
PROFESSIONAL無制限
TEAM無制限
ENTERPRISE無制限

有料プランでは、ログ履歴はいつまでも見られるため安心して編集できます。

⑪カスタムツール数

プラン内容
SANDBOX利用不可
PROFESSIONAL10個
TEAM無制限
ENTERPRISE無制限

カスタムツールとは、外部APIと連携するための機能です。カスタムツールによってDifyで独自的な機能を持ったアプリを開発できるようになります。

⑫Webアプリのロゴ変更

プラン内容
SANDBOX
PROFESSIONAL
TEAM
ENTERPRISE

有料プラン以上では、Webアプリとしてロゴを自由に編集できるようになります。

⑬LLMの負荷分散

プラン内容
SANDBOX
PROFESSIONAL
TEAM
ENTERPRISE

LLMの負荷分散とは、AI言語モデルに複数のAPIキーを追加しAPIレート制限を効率的に回避できる機能です。

有料プラン以上で利用可能です。

企業向けの高度な機能

プラン内容
SANDBOX
PROFESSIONAL
TEAM
ENTERPRISE

企業向けのENTERPRISEプランでは、以下の高度な機能を利用できます。

  • SSO (SAML および OIDC)
  • 複数のワークスペース
  • 広範なホワイトラベル
  • 交渉可能なSLA
  • モデルの負荷分散
  • 集中化されたワークスペースとユーザー管理
  • カスタムロール
  • 専用のSlackチャンネル、電話、メールによるサポート
  • エンタープライズレベルの使用状況の分析

サポート

プラン内容
SANDBOXコミュニティフォーラム
PROFESSIONALメールサポート
TEAM優先メール&チャットサポート
ENTERPRISE専用のSlackチャンネル、電話、メールによるサポート&導入支援

無料プランではDifyのディスコードからサポートを受けることができます。

有料プランでは、support@dify.ai のメールサポートを受けられます。

⑯おすすめの用途

プラン内容
SANDBOX試しに触ってみたい方
PROFESSIONALビジネスで本格的に利用したい方
TEAM組織で本格的に利用したい方
ENTERPRISE企業全体で導入したい方

SANDBOXプラン(無料)は、とりあえずDifyを試してみたい方のためのプランです。

PROFESSIONALプランは、ビジネスで本格的に利用していきたいという方に使われることが多いです。

TEAMプランは、組織で少し規模の大きい開発を行っていきたい方におすすめとなっています。

ENTERPRISEプランは、企業全体でDifyを導入して効率化を目指したい方に推奨しています。


Difyの料金プラン解説は以上です。この情報がDifyの理解促進につながれば嬉しく思います。

弊社Walkersでは、実証されたノウハウをもとに事業成功に導くAI導入支援を行っています。AIツールの導入でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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AIサービス「Prompt Lab」運営。
その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。

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