【完全版】Codexでできること/できないことを3分で解説!

この記事の結論

Codexは日本語で指示するだけでアプリの制作から点検までを任せられる一方、契約プランごとに使える量の上限があり、作業を預けている間はインターネットにつながらない。人の確認なしで完成まで任せることはできず、何を作るかの判断は引き続き人が担う必要がある。

Codexでできること/できないこと早見表
できること(例)できないこと(例)
アプリやツールの開発上限なしに使い続けることはできない
時間のかかる作業の代行作業場所を変えても上限は増えない
できあがったプログラムの点検預けた作業中はインターネットにつながらない
自社ルールに沿った作業確認なしで全部を任せることはできない
他のサービスとの連携何を作るかを決めることはできない

こんにちは。AI・ノーコード開発を手がける成長支援カンパニーWalkersです。

AIがプログラムを書く時代になり、特に注目を集めているのがCodex(コーデックス)です。
ChatGPTを提供するOpenAIが開発したツールで、「こう直して」と日本語で伝えるだけでプログラムを書いたり修正したりしてくれます。

一方で、「本当にどこまでできるのか?」「実務レベルで使えるのか?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

Codexは非常に高性能なツールですが、「なんでもできる」というわけではありません。
得意な領域と限界を正しく理解することが、活用の成否を大きく左右します。

この記事では、Codexでできること・できないことを、専門知識がなくても分かるように整理して解説します。

「Codexを開発に活用したい」という方から、「AI開発の発注を検討している」という方まで、ぜひ最後までご覧ください。

Walkersでは「AIを用いたシステム開発のノウハウがない」「最大限に効率よく開発を進めたい」企業さまに、事業を成功に導くAI開発×補助金支援を行っています。⇒サービス概要はこちら

執筆者:山口 鳳汰
 

執筆者:山口 鳳汰
累計100万PV以上のAI・ノーコード開発メディアの編集長。
アプリ開発の電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

その他、受託開発や教育など多数のノーコード事業に参画している。

運営会社:株式会社Walkers

運営会社:株式会社Walkers
AI・ノーコード開発を手がける成長支援カンパニー。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。

執筆者:山口 鳳汰

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累計100万PV以上のAI・ノーコード開発メディアの編集長。
アプリ開発の電子書籍を3冊出版し、1冊はAmazonベストセラーを獲得。

運営会社:株式会社Walkers

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AI・ノーコード開発を手がける成長支援カンパニー。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。

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【比較表】Codexでできること/できないこと

できること10個とできないこと7個を左右に並べた比較図

Codexでできること10選、できないこと7選をそれぞれ順番に解説します。

Codexでできること10選

できること10個をカテゴリ別に並べた俯瞰図

① アプリやツールの開発

Codexは、日本語で指示するだけで、アプリやツールを実際に作り上げてくれます。

ゼロから新しく作るだけでなく、すでにあるプログラムの中身を読み取って、必要な箇所だけを直すこともできます。

公式の説明では、Codexが引き受ける作業として次のものが挙げられています。

  • 読み解き:すでにあるプログラムの中身を調べて、どこで何をしているか把握する
  • 制作:新しい機能やアプリ、業務用のツールを作る
  • 不具合の修正:うまく動かない原因を探して直す
  • 点検:書かれたプログラムを見直して、直したほうがよい箇所を提案する

作る・直す・点検するという一連の流れを、ひとつのツールにまとめて任せられるのが特徴です。

② 文字だけで操作する画面での作業

Codexは、パソコンの「ターミナル」と呼ばれる画面から使えます。

ターミナルとは、マウスを使わず文字で命令を打ち込んでパソコンを操作する画面のことです。
黒い画面に文字が並んでいる、あの画面を思い浮かべてもらえれば十分です。

MacとLinuxの場合、公式が用意した1行の命令をコピーして貼り付けるだけで導入が終わります。

専用の画面を立ち上げる必要がないため、会社のサーバーに入って調査する場面でも、そのまま使えます。

③ 普段の編集ソフトの中での作業

Codexは、エンジニアが普段使っている編集ソフトの中に組み込んで使えます。

ここでいう編集ソフトとは、プログラムを書くための専用ソフト(IDEやエディタと呼ばれるもの)です。
Wordが文章を書くためのソフトであるのと同じように、プログラムを書くためのソフトがあるとイメージしてください。

公式が対応を明記しているソフトは次のとおりです。

  • Visual Studio Code:世界で最も使われている無料の編集ソフト
  • CursorとWindsurf:上記をAI向けに作り直した編集ソフト
  • Xcode:iPhoneアプリを作るためのApple公式ソフト
  • JetBrains製の各ソフト:仕事の現場で広く使われている有料ソフト

今開いているファイルや選択した部分をそのまま伝えられるので、作業の途中から「ここを直して」と頼めます。

④ 時間のかかる作業の代行

Codexは、時間のかかる作業を自分のパソコンから切り離して進めてくれます。

作業の場所をOpenAI側のコンピューターに移すことができ、その間もこちらのパソコンは普通に使えます。
外注先に作業を預けて、終わったら受け取るイメージに近い使い方です。

次のような作業と相性が良くなります。

  • 広い範囲に手を入れる修正と、その後の動作確認
  • 古くなった部品の入れ替えと、問題が起きないかの検証
  • 複数の作業を同時に進めること

すぐ確認したい作業は手元で、時間のかかる作業は預けて、と使い分けられます。

⑤ できあがったプログラムの点検

Codexは、書かれたプログラムを点検する専用の担当として働かせることもできます。

開発の現場では、書いたプログラムを別の人が読んで問題がないか確かめる「点検(コードレビュー)」という工程があります。
Codexは「/review」と打ち込むだけで、この点検役を引き受けてくれます。

点検する範囲は、次のように指定できます。

  • 今回の作業で変えた部分だけ
  • まだ保存や記録をしていない書きかけの変更
  • 特定の作業単位やファイルを名前で指定したもの

点検役だけ別のAIに担当させる設定もできるため、作る側と確かめる側を分けて進められます。

⑥ チーム開発のやり取りへの参加

Codexは、チームでプログラムを共有している場所と直接つながります。

複数人で開発するときは、GitHub(ギットハブ)というサービスにプログラムを預けて共同作業するのが一般的です。
そこでは「この部分をこう直しました。確認してください」という依頼を出し合いながら開発が進みます。

Codexはその依頼の内容と変更されたファイルを読み取れるので、経緯を把握した状態で点検や修正に入れます。

GitLabという類似サービスにも試験版として対応しており、確認から修正までを同じツールに任せられます。

⑦ 自社ルールに沿った作業

Codexは、作業を始める前に必ず「作業ルールを書いたファイル」を読みます。

このファイルはAGENTS.mdという名前で、いわばAIへの引き継ぎ書です。
名前の付け方の決まりや、使ってはいけない部品などを書いておくと、それに従って作業してくれます。

ファイルは3か所に置き分けられます。

  • 全体用:自分の全作業に共通して守らせたいこと
  • 案件用:その案件だけの決まりごと
  • 担当範囲用:チームや機能ごとの細かい事情

作業している場所に近いファイルの内容が優先されるため、会社全体の方針と現場の事情を両立できます。

⑧ 他のサービスとの連携

Codexは、社内で使っている他のサービスとつないで使えます。

つなぐ際に使うのがMCPという共通の仕組みで、これはAIと外部サービスをつなぐための決まりごとです。
対応しているサービスであれば、指示ひとつで登録できます。

これにより、プログラムを書くだけの道具ではなく、社内の資料やタスク管理と行き来しながら作業を進められます。

自社で使っているサービスがこの仕組みに対応しているかどうかが、活用範囲を広げる際の判断材料になります。

⑨ 触れる範囲を区切った安全な作業

Codexは、AIが勝手に触れる範囲をあらかじめ制限できます。

初期設定では、指定した作業フォルダの中を読んだり書き換えたりするところまでしか許可されていません。
パソコン全体を自由に操作されることはない、という安全装置が働いています。

この仕組みはパソコンの種類ごとに用意されています。

  • Mac:Appleが用意した制限機能を使う
  • Linux:専用の制限ツールを使う
  • Windows:Windowsに備わっている制限機能を使う

「AIに任せると何をされるか分からない」という不安に対して、範囲を仕組みで縛れる点は導入判断の後押しになります。

⑩ 社内の仕組みへの組み込み

Codexは、自社のシステムから呼び出して自動で動かすこともできます。

そのための部品(SDKと呼ばれる開発者向けの道具)が公式に用意されているためです。
毎回人が指示を出すのではなく、決まったタイミングで自動的に点検や修正を走らせる、といった使い方ができます。

SlackやLinearといった、普段の連絡や依頼に使うサービスから作業を投げることも可能です。

エンジニア以外のメンバーが依頼できるようになるため、「頼んで待つ時間」を短くできます。

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Codexでできないこと7選

できないこと7個を使える量の制約・安全のための制約・人が担う領域に分けた図

① 上限なしに使い続けることはできない

Codexには、契約プランごとに使える量の上限があります。

上限は「5時間ごとに何回指示を出せるか」という形で決められています。
公式の料金ページでは、目安として次の回数が示されています。

  • Plus:25回から200回
  • Pro 5x:125回から1,000回
  • Pro 20x:500回から4,000回

上限に達した後も続けたい場合は、追加分を買い足す必要があります。
そのため、大きな改修を一気に進めたいときは、事前にプランを確認しておくことが重要です。

② 作業場所を変えても上限は増えない

Codexでは、手元のパソコンでの作業と預けた作業が、同じ上限を分け合います。

作業を預ければ自分のパソコンは空きますが、使える量そのものが増えるわけではありません。

公式の案内では、次の作業がまとめて同じ上限の対象になるとされています。

  • 手元のパソコンでの作業
  • 預けて進めてもらう作業
  • プログラムの点検や自動点検

チームで同時に使う場合は、誰がどの作業に上限を使うのかを決めておくと無駄がありません。

③ 預けた作業中はインターネットにつながらない

Codexは、作業を預けている間、初期設定ではインターネットへの接続を止めています。

必要な部品をそろえる準備段階では通信できますが、その後の作業中は外部と切り離された状態になります。
情報が外に漏れないようにするための、意図的な仕様です。

そのため、次のような作業はそのままでは実行できません。

  • 外部サービスと実際に通信して動作を確かめる作業
  • 作業の途中で追加の部品を取ってくる処理
  • 外部サイトの情報を見ながら進める作業

必要な場合は接続を許可した上で、つないでよい相手先を絞るなどの制限を組み合わせて使います。

④ 確認なしで全部を任せることはできない

Codexは、初期設定では決められた範囲の外に出るたびに人の許可を求めます。

インターネットを使うときや、指定した作業フォルダの外にあるファイルに触れるときが対象です。

許可を求めない設定も用意されていますが、その場合は安全確認を自分で引き受けることになります。

「人が一切見なくても完成する」とは考えず、どこで人が確認するのかを決めてから使い始めることが大切です。

⑤ 悪意ある指示を読み込む危険をゼロにはできない

Codexは、インターネットへの接続を許可すると、外部からの不正な指示に反応する可能性があります。

これは、悪意のある人がWebサイトの中にAI向けの命令を隠しておき、それを読んだAIが従ってしまう、という手口です。
人間には見えない形で仕込めるため、完全に防ぐことは難しいとされています。

公式も、接続を許可する際の危険として次の点を挙げています。

  • 信頼できないサイトに仕込まれた命令にAIが従ってしまうこと
  • プログラムやパスワードなどが外部に持ち出されること

つないでよい相手先を絞り、重要な情報を扱う案件では特に慎重に設定を検討する必要があります。

⑥ できあがったものの品質は保証されない

Codexが作ったものが、常に正しく動く保証はありません。

公式に点検機能が用意されていること自体が、できあがったものを確かめる前提で作られている証拠です。

特に実際にお客様が使うサービスに関わる部分では、動作確認と人の目による確認を省かないことが欠かせません。

点検役を別に立てられる仕組みを使い、作る工程と確かめる工程を分けておくと安全です。

⑦ 何を作るかを決めることはできない

Codexは作る作業には強いものの、「何を作るべきか」を決める工程は任せられません。

お客様が何に困っているのかを整理し、どんな機能が必要かを決め、全体の設計図を描く工程は人の役割です。

AIに渡す作業ルールを決めるのも人の仕事であり、ここが曖昧なままでは出てくるものも安定しません。

つまりCodexは「決めたことを形にするツール」であり、「決めること自体を代わりにやってくれるツールではない」という理解が重要です。

まとめ:できないことを理解した上で活用することが重要

Codexが向いている場面と向いていない場面の使い分け

Codexは、日本語で指示するだけでアプリの制作から点検までを任せられる、開発の現場そのものに入り込めるAIツールです。

一方で、

  • プランごとに使える量の上限があること
  • 預けた作業中はインターネットにつながらないこと
  • 人の確認なしで完成まで任せられないこと

など、明確な制約も存在します。

これらの「できないこと」を正しく理解せずに使うと、「思ったより使えない」と感じてしまう可能性があります。

逆に言えば、できることとできないことを理解した上で適切に使い分けることで、Codexの価値は最大化されます。

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よくある質問

Codexでは何ができますか?

アプリやツールの制作、不具合の修正、できあがったプログラムの点検まで任せられる。文字で操作する画面からも、プログラムを書く編集ソフトの中からも使える。

Codexは使える量に制限がありますか?

契約プランごとに5時間あたりの上限がある。手元のパソコンでの作業と預けた作業は同じ上限を分け合うため、超える場合は追加分を買い足す。

Codexだけで開発を終えられますか?

決められた範囲の外に出る作業には人の許可が必要で、できあがったものの品質も保証されない。何を作るかの判断と最終確認は人が行う。

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