Prediction One(プレディクション ワン)とは?特徴や料金、使い方まで完全解説!

この記事のまとめ

Prediction One(プレディクション ワン)とは「ソニーネットワークコミュニケーションズが提供する、ノーコードで予測分析を行うAIツール」です。

表形式のデータから成約・退会・需要などを予測し、予測に影響した項目や精度改善のヒントを確認できます。クラウド版とデスクトップ版から選べます。

勘や経験に頼っていた判断をデータで補いたい企業や、研究・業務効率化で予測を試したい個人に向いています。無料体験版は14日間で、個人利用プランは年額217,800円(税込)からです。

この記事では、専門知識がなくても予測分析を進められるAI予測分析ツール「Prediction One(プレディクション ワン)」について詳しく解説します。Prediction Oneの特徴や料金プラン、具体的な使い方まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

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Prediction One(プレディクション ワン)とは?

Prediction Oneの概要と利用の流れ

Prediction One(プレディクション ワン)は、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供するAI予測分析ツールです。過去のデータをもとに、これから起きる結果や数値をAIが予測し、その根拠となった項目まで画面で確認できます。

たとえば、営業の見込み客リストから「どの顧客が成約しやすいか」を予測したり、会員データから「退会しそうな会員」を先に見つけたりする使い方です。公式サイトでは、反応予測、故障予測、成約予測、入電予測、来店予測、出荷数予測、退会予測、分類といった業務例が挙げられています。

機械学習やプログラミングの知識がなくても、CSVファイルを読み込んで手順に沿って進めるだけで予測モデルを作れる点が中心的な特徴です。公式サイトでは、申込企業数が44,000社を突破したと案内されています(2025年10月時点)。

  • CSVなどの表形式データを読み込み、予測モデルを自動で構築する
  • 学習に使っていないデータで精度を評価し、結果を確認する
  • 予測に影響した項目(寄与度)と改善のヒントを表示する
  • クラウド版とデスクトップ版から、データの扱い方に合わせて選ぶ

Prediction Oneが扱えるのは、数値、文字列、テキスト、日付を含む表形式のデータです。画像や音声を扱うAIではなく、業務システムやExcelに蓄積された過去の記録を使って予測するツールとして理解しておくと、導入の検討がしやすくなります。

なお、2026年5月には、AIエージェントが対話でテーマ設定やデータ準備を案内する「Prediction One(エージェント版)」のβ版提供が発表されました。本番環境版は2026年度中のリリース予定と案内されており、価格は問い合わせが必要です。この記事では、現在の通常版を中心に解説します。

Prediction One 4つの特徴とは?

Prediction Oneの4つの特徴

【特徴①】ノーコードで学習・評価・予測を進められる

ノーコードで学習・評価・予測を進められる

Prediction Oneは、予測分析を「学習」「モデル評価」「予測実行」の3ステップで進める設計になっています。プログラムを書く工程がなく、手順に沿ってデータを読み込むだけで予測モデルの構築から予測の実行まで到達できます。

従来、予測モデルを作るには、データサイエンティストがアルゴリズムを選び、パラメータを調整し、コードを書いて検証する必要がありました。Prediction Oneでは、モデルの選択やデータの前処理をツール側が自動で行います。

たとえば、過去1年分の商談データに「成約したかどうか」の列を付けて読み込むと、ツールが成約を予測するモデルを学習します。公式FAQによると、内部ではニューラルネットワークや勾配ブースティング木などを使い、データに合わせて設定を自動で選ぶ仕組みです。

学習後は、学習に使っていないデータで予測を実行し、正解と比較して精度を評価します。この評価を経てから本番の予測に進む流れが手順として組み込まれているため、精度を確かめないまま予測結果を業務に使ってしまう事態を避けやすくなります。

操作は簡単でも、「何を予測するか」と「どのデータを用意するか」は利用者が決める必要があります。公式マニュアルにも、課題設定とデータ準備の考え方が解説されているため、最初のテーマ選びはそちらを参考に進めるとよいでしょう。

【特徴②】予測に影響した項目と改善のヒントがわかる

予測に影響した項目と改善のヒントがわかる

予測結果だけでなく、データの各項目が予測にどれだけ影響したか(寄与度)を確認できます。「なぜその予測になったのか」を説明できるため、予測結果を社内の意思決定に使いやすくなります。

AIの予測は、根拠が見えないと現場で受け入れられにくいものです。たとえば退会予測で「直近3か月の利用回数」の寄与度が高いとわかれば、利用回数が落ちた会員への声かけという具体的な施策につながります。

公式サイトでは、予測精度、各項目の影響の強さ、精度改善のためのヒントをグラフや指標で表示すると案内されています。ヒント機能は生成AIを活用し、学習したデータと予測モデルに基づいて改善の方向性を提示します。

さらに、データを可視化して読み取れる傾向を出力するインサイト生成機能や、予測モデルの説明資料を自動で作成する説明資料生成機能も提供されています。分析結果を上司や他部署に共有する際の資料作成の手間を減らす用途です。

ただし、寄与度が高い項目を変えれば結果が必ず変わるという意味ではありません。寄与度は「予測にどれだけ関係したか」を示すものであり、原因と結果の証明ではないため、施策に落とすときは業務の知識と合わせて判断しましょう。

【特徴③】クラウド版とデスクトップ版から選べる

クラウド版とデスクトップ版から選べる

インターネット経由で使うクラウド版と、Windows端末にインストールして使うデスクトップ版の2種類があります。データを社外に出せるかどうか、チームで共有したいかどうかで選び分けられる点が特徴です。

クラウド版は、Google ChromeやMicrosoft Edgeなどのブラウザから利用でき、WindowsとMacの両方に対応しています。データやモデルをチームで共有でき、法人プランではAPI機能のオプションを契約すると、学習・予測・再学習を外部システムから実行できます。

デスクトップ版は、Windows 11(64bit)またはWindows Server 2019に対応し、入力したデータは外部に送信されません。顧客データや業績データをクラウドに上げにくい企業向けの選択肢で、コマンドライン機能を使えば他のシステムから機能を呼び出すこともできます。

公式FAQによると、クラウド版にはモデル数や計算時間、データ容量の上限があり、デスクトップ版には上限がありません。一方、チームでのデータ・モデルの共有機能はクラウド版のみで、デスクトップ版にはありません。

契約期間中にデスクトップ版からクラウド版へ移行することはできず、新規契約になると案内されています。最初にどちらを選ぶかは、扱うデータの機密性、共有の必要性、システム連携の予定を整理してから決めることをおすすめします。

【特徴④】導入から活用までの支援と学習教材がそろっている

導入から活用までの支援と学習教材がそろっている

ツールの提供に加えて、人材育成研修、導入活用支援、開発支援、AI活用の企画コンサルティングといった法人向けの支援サービスが用意されています。「導入したが使いこなせなかった」という状況をフェーズごとに支えることを目的としたものです。

予測分析の導入でつまずきやすいのは、ツールの操作よりも、予測テーマの選定と学習データの準備です。導入活用支援サービスでは、必要データの整理やデータ加工、モデル作成といった作業の支援が案内されています。

また、公式サイトにはユーザーマニュアル、チュートリアル、TIPS、オンライン学習、セミナーといった教材が公開されています。マニュアルには、予測分析が最適な解決策かを確認する方法や、十分な精度が出なかった場合の対処まで書かれています。

クラウド版限定の機能として、予測分析の全体の流れを学べる進め方ガイド機能や、利用者の質問に生成AIが回答するマニュアル検索機能もあります。運用が始まってからも、予測結果や精度の変化を可視化してメールで通知するモデル監視機能が使えます。

支援サービスの内容や費用は法人プランの見積もりに含まれるため、公開情報だけでは確定しません。どこまで自社で進め、どこから支援を受けるかを決めたうえで、必要な支援の範囲を相談すると話が進めやすくなります。

Prediction Oneの料金プラン

Prediction Oneの料金体系と契約条件

Prediction Oneには、個人利用プランと法人プランがあり、いずれも14日間の無料体験版から始められます。無料体験版はサンプルデータのみ利用でき、有料版に自動で移行することはありません。

2026年9月14日に公式サイトで確認した個人利用プランの比較表は次のとおりです。個人利用プランはクラウド版・デスクトップ版ともに年額217,800円(税込)で、支払いはクレジットカードのみです。

項目クラウド版デスクトップ版
料金(個人利用プラン)217,800円〜/年(税込)217,800円〜/年(税込)
利用単位1人1アカウントPC1台
データ容量10GB端末に依存
モデル数の上限200モデル端末に依存
学習計算時間の上限100時間/月端末に依存
二値分類・多値分類・数値予測・時系列予測
予測APIの利用
モデル・データのチーム共有
テクニカルサポート
データ準備機能オプション
カスタマーサクセス
※2026年9月14日時点の公式サイト「個人利用プラン」の比較表をもとに作成。無料体験版はサンプルデータのみ利用可能。最新情報については公式サイトの料金プランをご確認ください。
  • 法人プラン:初期費用(環境構築費用と操作方法レクチャー)と基本料金(ライセンス使用料とカスタマーサクセスサービス)で構成。金額は公開されておらず、要件に応じた見積もりになる。
  • 法人プランのオプション:クラウド版のAPI機能、デスクトップ版のコマンドライン機能。API機能はクラウド版の法人プランのみで利用できる。
  • 支払い方法:個人はクレジットカード(分割払い可)、法人は代理店経由の請求書払いなど。

個人利用プランでは予測APIやチーム共有が使えないため、部署でモデルを共有したり、業務システムに予測を組み込んだりする場合は法人プランが対象になります。個人プランから法人プランへの変更は問い合わせが必要です。

解約後の扱いも確認しておきたい点です。公式サイトによると、デスクトップ版はアンインストールしなければ作成済みのモデルを見ることはできますが、新規作成や予測はできなくなります。クラウド版は一定期間後にデータが削除され、再契約後の引き継ぎはできません。

海外での利用や日本語以外の言語には対応していません。法人プランの費用、支援サービスの内容、エージェント版の価格は公開されていないため、公式の問い合わせ窓口で確認しましょう。

Prediction Oneの使い方

Prediction Oneの利用手順

Prediction Oneは、無料体験版で操作を確認してから本契約に進めます。ここでは、公式サイトと公式マニュアルの案内に沿って、導入から予測結果の活用までの流れを紹介します。

STEP
無料体験版を申し込む

公式サイトの「無料ではじめる」から、クラウド版またはデスクトップ版の体験版を申し込みます。体験期間は14日間で、有料版へ自動で移行することはありません。デスクトップ版はWindows 11などの動作環境を事前に確認します。

STEP
予測するテーマを決める

成約予測や需要予測など、業務のどの判断をデータで補うかを決めます。公式マニュアルでは、予測分析が最適な解決策かを確認し、効果を測定できるようにしてからテーマを設定する手順が案内されています。

STEP
学習用のデータを用意する

過去の実績に、予測したい結果の列(成約の有無、出荷数など)を付けた表形式のデータを準備します。複数ファイルの結合や日付の集約が必要な場合は、データ準備機能やマニュアルのTIPSを参考にします。

STEP
モデルを学習して精度を評価する

CSVファイルを読み込み、手順に沿って学習を実行します。学習に使っていないデータで予測を試し、正解との比較で精度を確認します。精度が足りない場合は、ヒント機能の提案やマニュアルの対処法をもとにデータを見直します。

STEP
寄与度を読んで業務での使い方を決める

予測に影響した項目を確認し、どの判断や施策に予測結果を使うかを決めます。説明資料生成機能でまとめた内容を関係者と共有し、予測を使う担当者と確認する頻度を決めておきます。

STEP
本番の予測を実行して運用する

新しいデータを読み込んで予測を実行し、結果を業務に反映します。継続的に使う場合は、クラウド版のAPI機能やモデル監視機能、デスクトップ版のコマンドライン機能を使った自動化を検討します。

よくある質問

Prediction Oneとはどのようなツールですか?

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するAI予測分析ツールです。表形式のデータを読み込むだけで、成約や退会、需要などの予測モデルをノーコードで作成し、予測に影響した項目まで確認できます。

Prediction Oneの料金はいくらですか?

個人利用プランはクラウド版・デスクトップ版ともに年額217,800円(税込)で、14日間の無料体験版があります。法人プランは初期費用と基本料金で構成され、金額は問い合わせが必要です。

クラウド版とデスクトップ版はどちらを選べばよいですか?

データを社外に出さずに使いたい場合はデスクトップ版、チームでモデルを共有したり法人プランでAPI連携したりする場合はクラウド版が対象です。契約期間中にデスクトップ版からクラウド版へ移行することはできず新規契約になるため、事前に整理してから選びましょう。


Prediction Oneは、データ分析の専門部署がない会社でも、手元の実績データから予測を試せるツールです。

ただし、予測モデルを作れることと予測結果で業務が変わることは別の問題で、結果を誰がどう使うかまで決めておく必要があります。

自社データの整理や予測テーマの選定に迷う場合は、業務の流れとデータの所在を持ち寄って相談する方法があります。

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