Felo(フェロー)とは、日本のスタートアップ企業であるSparticle株式会社が開発した「AI搭載の検索エンジン」です。GPT-4やClaude 3.5などのAI言語モデルを活用し、単なる検索結果の羅列ではなく、質問の意図を理解したうえで結果を文章で出力してくれます。また、検索結果をもとにプレゼンテーション資料やマインドマップを自動生成することも可能です。
この記事では、AI検索ツール「Felo(フェロー)」について詳しく解説します。Feloの特徴や料金プラン、具体的な使い方まで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。
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運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
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執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
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運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
Felo(フェロー)とは?
Felo(フェロー)とは、日本のスタートアップ企業であるSparticle株式会社が開発した「AI搭載の検索エンジン」です。
Feloは、Web上の膨大な情報を分析・整理し、検索結果を要約するだけでなく、検索結果からスライドやマインドマップを自動で生成することも可能です。
高度なAI技術を活用して従来のキーワード検索よりも的確で深い情報を取得でき、さらにはスライド等の生成もできるため、情報収集だけでなく、学習やビジネスシーンでも活用することができます。
Feloの4つの特徴
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【特徴①】AIによる高精度な情報検索
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Feloは、GPT-4やClaude 3.5などのAI言語モデルを活用し、単なる検索結果の羅列ではなく、質問の意図を理解したうえで結果を文章で出力してくれます。
検索結果を出力する際には出典を明示してくれるため、情報の信頼性を確保しながら、正確なデータを活用することが可能です。(従来のAIと同様に、ハルネーションを起こす可能性もあるため注意が必要です。)
【特徴②】多言語対応のグローバル検索
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Feloは、多言語検索機能を搭載しており、日本語だけでなく、英語、中国語、フランス語など様々な言語で作成されたWebサイトの情報を収集することが可能です。異なる言語で書かれた情報は、日本語に自動翻訳して表示されるため、海外の情報に今まで以上に簡単にアクセスすることができます。
この機能によって、国際的な情報収集が格段に効率化され、語学に自信がない方でも幅広い知識を得ることが可能になります。
【特徴③】スライドやマインドマップの自動生成
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Feloでは、検索結果をもとにプレゼンテーション資料やマインドマップを自動生成することが可能です。
従来の「検索した情報を控えて、ドキュメントにまとめる」という作業が不要になるため、会議資料やレポート作成時の手間を大幅に削減できます。検索した情報を即座に資料化することができるため、業務や学習をより効率的に行うことができ、情報をより効果的に活用できます。
【特徴④】SNSに投稿されたコンテンツの検索にも対応
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Feloは、通常の検索だけでなく、SNSの投稿を分析し、リアルタイムでのトレンドや話題の動向を把握することができます。
特に、マーケティングや世論調査、トレンド分析など、SNSデータを活用した情報収集を行う際に活用することができ、FeloのSNS検索機能により、従来の検索エンジンでは取得できない、リアルタイムの動向やユーザーの生の声を得ることが可能になります。
SNS以外にも、「学術論文」など、指定の媒体から検索を行うことが可能です。
Feloの料金プラン
スタンダードプラン 無料 | プロフェッショナルプラン ¥2,099/月(月契約) ¥1,750/月(年契約) | |
---|---|---|
AI検索の利用制限 | 無制限 | 無制限 |
プロフェッショナル検索の利用制限 | 5回/日 | 300回/日 |
ファイル分析機能の利用制限 | 3回/日 | 無制限 |
OpenAI o1やClaude 3.5 Sonnetといった高性能モデルの利用 | ||
AIチャット機能の利用 |
AIを用いた検索機能は、無料のスタンダードプランでも使用することができます。そのため、最低限の情報を収集したいだけの方は有料プランの契約は不要です。
より高度な検索結果を求める場合や、GPTやClaudeのAPIを用いたAIチャット機能、その他のFeloの機能など、Feloを最大限活用したい方のみ有料プランの契約を行うことをお勧めします。
Feloの使い方
アカウント作成
Feloの基本機能は、アカウント作成を行わなくても利用することができます。
ですが、アカウント作成を行うことによって「検索履歴を保存」することができたり、より複雑な問題の解答を検索する「プロフェッショナル(Pro)検索」を利用することができるため、検索履歴を残したい方や、複雑な課題を検索したいという方にはアカウント作成をお勧めします。
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画面右下の「ログイン・無料登録」をクリックして、アカウント作成の画面に移動します。
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「Googleアカウント」「Appleアカウント」「メールアドレス」のいずれかを用いて、アカウントを作成します。
アカウント作成が完了したら、自動的にステップ1と同じ画面に戻ります。
「ログイン・無料登録」のボタンがあった場所に自身の名前が表示されていればアカウント作成は完了です。
AIを用いた検索
FeloにはAIを用いた検索機能が何種類か用意されています。ここでは機能ごとに使用方法を解説します。
標準的なAI検索
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標準のAI検索機能を利用する際には、特定の設定作業は不要です。トップ画面にそのまま検索ワードを入力して、Feloに送信します。
これでAIを用いて収集された情報が出力されます。
プロフェッショナル検索
プロフェショナル検索ではより深い情報を収集することができるため、複雑な問題をFeloに送付する際に活用すると最大限の効果を得ることができます。
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検索ワードの入力エリア右下にある「Pro」というボタンを押して、プロフェッショナル検索機能をオンにします。
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「クイック」または「ディープ」というボタンが表示されるため、自身にあった方を選択します。
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ここまでの設定を終えたら、通常の検索と同様に検索ワードを入力して、Feloに送信します。
これでプロフェッショナル機能を用いて収集された情報が出力されます。
フォーカス検索
「SNS」や「学術論文」など、特定の媒体からのみデータを取得したい場合にはフォーカス検索機能を利用します。
SNS検索では現在のニーズを的確に収集・分析することができるため、市場調査などで大きく活用することができます。
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検索ワード入力エリア左下にある「検索元」という項目を選択します。(初期設定では「Web検索」となっています。)
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「検索範囲」という画面が表示されるため、この中から希望する検索媒体を指定します。
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ここまでの設定を終えたら、通常の検索と同様に検索ワードを入力して、Feloに送信します。
これでフォーカス機能を用いて収集された情報が出力されます。
マークダウン形式での検索結果出力
Feloでは、AIを用いて検索した情報をマークダウンに変換することが可能です。
マークダウン形式への変換はアカウント作成を行わなくとも利用することができます。
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まずはFeloを用いて、情報の検索を行います。
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検索結果末尾の「マインドマップ」をクリックします。クリックすることによって、マインドマップの生成が自動的に開始します。
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生成されたマインドマップを確認し、必要に応じて表示スタイルを変更します。
問題がなければ、マインドマップ上部の保存ボタンから、マインドマップを画像形式(PNG)で保存します。
スライド形式での検索結果出力
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まずはFeloを用いて、情報の検索を行います。
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検索結果画面上部の「プレゼンテーションを生成」をクリックします。
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検索結果をもとに、スライドのアウトラインが生成されます。
必要に応じて編集を加え、「次へ」をクリックします。
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テンプレート一覧が表示されるため、今回使用するテンプレートを選択します。
また、カラーの指定がある場合には、カラーも指定します。
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これにてスライド生成は完了です。生成されたスライドを確認し、問題がなければ「作品をダウンロード」をクリックします。
編集を加える必要があれば「編集」ボタンをクリックするか、画面右上のバツボタンを押してスライド生成画面を閉じ、「文書を表示」というボタンにカーソルを合わせ、表示された画面から「Canvaで編集する」を選択してCanvaにて編集を行います。
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AI検索ツールFelo(フェロー)の解説は以上です。この情報がFeloの理解を深める助けになれば幸いです。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。