GPT-Engineer(ジーピーティーエンジニア)とは「自然言語を使って簡単にアプリケーションを開発できるオープンソースのAIツール」です。特徴として、複数のプログラミング言語に対応し、プロトタイプの迅速な作成やコード修正の容易さが挙げられます。利用方法は、ローカルに環境を構築する方法とオンライン版を利用する方法があります。ローカル環境ではツール自体は無料ですが、OpenAIのGPT-4 APIキーによる使用料が発生します。一方、オンライン版は無料プランから有料プランまで用意されており、手軽に試すことができます。
本記事では、GPT-Engineerの特徴、料金プラン、具体的な使い方について詳しく解説していきます。この記事を読むことで、GPT-Engineerについて理解できますので、ぜひ最後までご覧ください。
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執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
その他、受託開発や教育など多数のAI事業に参画している。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
マーケティングやUI/UXと掛け合わせたサービス開発を得意としている。
執筆者:山口 鳳汰
ノーコード・AI開発会社「Walkers」のCMO。
AIサービス「Prompt Lab」運営。
運営会社:株式会社Walkers
ノーコード・AI専門の開発会社。
これまでに300件以上の開発/制作実績、200件以上の企業様を支援。
GPT-Engineer(ジーピーティーエンジニア)とは?
GPT-Engineer(ジーピーティーエンジニア)とは、自然言語を用いて簡単にアプリケーション開発を行える無料のオープンソースAIサービスです。Chat GPTの技術を基盤としており、ユーザーが自然言語でアプリの仕様を伝えることで、AIが必要な詳細を確認し、自動的にアプリ開発を行います。
GPT-Engineerの4つの特徴
【特徴①】自然言語でアプリ開発ができる
GPT-Engineerでは、自然言語の指示だけでアプリの開発ができます。技術的なスキルが不要で、指示を与えるとAIがその内容を理解し、最適なコードを生成します。
【特徴②】複数のプログラミング言語に対応
このツールはJavaScriptやTypeScriptなど、複数のプログラミング言語に対応しているため、様々なプロジェクトに柔軟に対応できます。開発者は自分の得意とする言語を指定してプロジェクトを進めることが可能です。
【特徴③】プロトタイプを迅速に作成可能
短時間でデモやプロトタイプを作成できる点も大きな魅力です。これにより、クライアントやチームとのコミュニケーションがスムーズに行えるようになり、開発初期段階でのフィードバックを素早く得ることができます。
【特徴④】コードの修正が容易
バグの修正や追加機能の要望に応じて指示を与えることで、AIが再度コードを生成し、修正を加えることができます。これにより、効率的にコードの改善が可能であるため、開発スピードを飛躍的に向上させることができます。
GPT-Engineerの料金プラン
ローカルに環境を構築する場合
モデル | 入力 | 出力 |
---|---|---|
gpt-4 | $0.03/1トークン | $0.06/1トークン |
GPT-Engineerはオープンソースのツールであるため、GitHubから無償でダウンロードすることができます。
ただし実際の使用にあたっては、OpenAI GPT-4のAPIキーが必要となるため、入力と出力に応じたGPT-4 APIのトークン使用料がかかります。日本語の場合、1トークンは約1文字に相当します。
なお、ローカルで使用するには、Python実行環境が必要です。
オンラインで使用する場合
プラン | フリー | プロ | チーム |
---|---|---|---|
料金 | 無料 | $19/月 | お問い合わせ |
プロジェクト | 誰でも閲覧・利用可能 | プライベート可 | プライベート可 |
AIクレジット | 10レジット/日 | 100レジット/日 | カスタム |
GitHubとの同期 | ○ | ○ | ○ |
ワンクリックデプロイ | ○ | ○ | ○ |
早期アクセス | × | 新機能への早期アクセス | パートナー向け早期アクセス |
コラボ機能 | × | × | ○ |
専用サポート | × | × | ○ |
GPT-Engineerには、オンラインで使用できるgptengineer.appがあります。ローカルに環境を構築する必要がなく、手軽に利用することができます。フリープランもあるので、まず試してみたい場合はおすすめです。
ただし、フリープランは1日当たりに利用可能なクレジットが少なく、作成したプロジェクトは全てオンライン上に公開され誰でも閲覧及び利用可能になるため、プライベートで本格的に開発したい場合は有料プランへのアップグレードまたはローカル環境の構築が必須です。
GPT-Engineerの使い方
ここでは、手軽にオンラインで使用できるgptengineer.appの利用方法について解説していきます。
【使い方①】アカウントの作成
ここでは、「Sign up with Google」をクリックし、Googleアカウントで登録を進めます
ログイン中は、右上にユーザー名が表示されます。
【使い方②】アプリの作成
ここでは、「手軽に遊べるゲームを作成してください。」と入力してみました。
今回は簡単な数当てゲームが作成されました。
- 左側にある「< > Edited 2 files」:コードを確認できます。※2の数値は作成されたコードにより変わります
- 右上にある「斜め右上矢印マーク」:プレビューを確認できます。
- 右上にある「スマートフォンマーク」:モバイルでの表示を確認できます。
以降は、満足するアプリができるまで修正指示を繰り返せば完成です。
GPT-Engineerの解説は以上です。
弊社Walkersでは、“AIトレンドに乗り遅れたくないけど、具体的な活用法が見えない…”を解決するAI導入支援を行っています。補助金により1/3のコストで導入可能なので、ぜひAI活用にお悩みがある方はお気軽にご相談下さい。